アルコ&ピースが見たグランドフィナーレの裏側
笑っていいとも!に間に合ったアルピーの裏話
アルコ&ピースのオールナイトニッポン 2014年4月4日
酒井「いいとも!の話、皆聞きたいと思いますよ」
平子「いいとも!の話ね、軽く順を追ってお話しますとね、他の方と被ってる所あるんでしょうけどね、まぁ僕らなりの視点も有りますから、まずフジテレビ。ファイナルという事でね、楽屋入りしまして事前の告知で出てたんだよね、ファイナルにさんまさんとかとんねるずさん、ダウンタウンさん、ウンナンさんがゲストで出ますと。出るのは知ってたけど、じゃあ一同に会すのかっていう、まずね、僕ら疑問がありまして。俺楽屋入った時にパンサーの管が居て、聞いたの、 ”あのー今日のゲストの、あの流れってどんな出方するか聞いた?”って聞いたら、管も物凄く気になってたらしくて、スタッフさんに聞いたんだって、そしたら”一組づつらしいですよ”って、”わーやっぱりそうかー”ってなって」
酒井「僕も気になって台本見たらそうなってたから、”そうなんだー”と思って」
平子「あーそっかそっか。で一組出たら、多分廊下とかでも会わない流れにしてあるんでしょうね。だから局側も、別に過剰っていうか、局側も気遣いだし」
酒井「そうだね。気を遣ってやってるんだろうね、多分」
平子「どっかから発信されてる訳じゃなく、何となく、どっからか流れがね、渦巻いて」
酒井「そうだね、それが今になっちゃったって事なんだろうね、多分ね」
平子「で、ねぇ、今までのいいとも!歴代のレギュラーの方々がズラッと並ぶ中で大御所だらけですよ、で僕等は現在のレギュラーメンバーとして前の席に居たり、舞台の方に立たせて貰って、”わースゲェなぁ”って思って見てたんですよね。で座って、まずさんまさんが出て来て、タモさんとさんまさんのトークも凄い事じゃん、それだけで」
酒井「あの距離で見れるってのも凄いもんね」
平子「凄かったなぁ」
酒井「凄かったね、なんか圧倒的な感じしたね、さんまさんの。ビックリしたもん。初めて僕等は、共演って言うのは分からないけど」
平子「生で一方的に見る感じですけどね」
酒井「凄かったね」
平子「そして、足音がドタドタドタっと聞こえるんですよね!現場は」
酒井「ゾワゾワするんだよね」
平子「後ろからドッタドッタドッタって鳴ったと思ったら、ダウンタウンさんとウッチャンナンチャンさんが出て来て、”ウワーっ”となってね」
酒井「現場も凄かったですね、”いいの?いいの?”みたいな」
平子「そうそうそう。”長いですわー!”ってくだりがあって、やっぱり痺れたのがその後のとんねるずさんの、乱入ですよ。あの松本さんの”あれこれあんまり長い時間喋ってると、とんねるずが出て来てネットが荒れるから!”と一言が、あれがねー、引き金ですよ、全ての」
酒井「そうですよね」
平子「でファイナルが終わった後にね、打ち上げがあったんですけども、タカさんとね、若手何人かが個人的にお話しする機会があって、やっぱり皆気になるんで、バーッて聞くんですよね、タカさんに。”あの時はまず裏どうだったんですか?”、”松本さんのあの一言は楽屋で聞いてたんですか?”って。皆で聞いてたら脇に岡村さんがバーッて走って来て、”どうなんですか?”って若手を押しのけて色々質問してきて」
酒井「岡村さんも好きだからね、そういうの」
平子「そしたらタカさんが”お前ラジオで全部喋んだろ!”って」
酒井「アハハハハハハハハハ」
平子「”喋らせて貰います!”って皆で聞いて。タカさんは出番前に楽屋でパンツ一丁で待機してたら、で楽屋のモニターで舞台上見てて、松本さんのあの一言ですよね、”とんねるずが出て来てネットが荒れる”。 ”よし!行こう!行ってやろうじゃないか”と、衣装さんに衣装貰ってバーッて着替えて、タカさんとノリさんは楽屋が別で、マネージャーさんに”憲武にも行くぞって確認取って来い”ってマネージャーさんがバーッて走って行ったんですって、でノリさんに”こういう訳で”って言ったらノリさんももう準備してて、”いや、行くでしょう!”って言って、これタカさんの話ですよ、でタカさんが着替えてスタジオ方面に歩いて行ったら、丁度ノリさんの楽屋もガって開いて、偶然二人が並ぶような形で、スタジオの方に無言で歩いて行く」
酒井「凄いよね」
平子「それをマネージャーさんからも話聞いたんだけど、マネージャーさんもその後ろ姿見て”おおー”って」
アルピー「はっはっはっはっは」
平子「太田さんにも声を掛けてね、”行くぞ!”ってタカさんからね」
酒井「凄いね、なんか、やっぱね。ちょっと鳥肌立ったよね、あの話聞いたらね」
平子「映画じゃんね!アルマゲドンの、あの横一列になって歩いて来る、スローモーションのシーンみたいで」
酒井「何かBGM欲しいもんね」
平子「で俺たち円卓囲んで話聞いてて、若手とかも岡村さんとかも”うぉーーー!”って痺れてね、”すげぇぇぇ!”って」
酒井「ビビったよね、あの話は凄いよね」
平子「でドタドタドタドタってスタジオの前を駆け抜けて行って出て行った訳ですけども、そこにナイナイさんが、本当はね、出番で言うと先なんですよね、そしたら”えええ?何でとんねるずさんが行きはった!?どうしよう、どうしよう、順番抜かされた!”って思いでで裏が相当バッタバタだったらしいね。”話聞いてないよ!何だよこれ!どうすんのこれ?ちょっとこれヤバい!流石にヤバい!”ってなってて。俺等の後ろに歴代レギュラーが控えてて、大御所ばっかり居たんだけど、出て来た瞬間皆が”えええええええええ”って総立ちで、”これ良いのか?”って」
酒井「皆思っただろうね、見てる人も」
平子「俺等ホント3メートル先で見てるから、俺だけかもしれないけど、俺見た瞬間、目線が少しモヤ掛かったの」
酒井「ハッハッハッハ」
平子「脳が現実なものとして処理出来て無いような状態」
酒井「そうだよね。想像って言うか、イメージとかはしたりしたけど、実際に見るとやっぱ凄いよね」
平子「だから神話よ、ギリシア神話。神話とか地獄の門番とかが、ケルベロスとオルトロスがグオーッと、パルテノン神殿に集まった」
酒井「こいつ等絡むんだ?って」
アルピー「アッハッハッハ」
酒井「いいんだー?」
平子「大丈夫か?イフリートとかね、ペガサスもシャーーーッと」
酒井「居ていいんだ?イフリート?絡むの?ペガサスと?」
平子「神々が一同に会した訳ですからね」
酒井「ホントそんな感じでしたからね」
平子「凄かったなぁ」
酒井「凄かった」
平子「で、やっぱり我々芸人ですけれども、色んな確執が有るだ無いとか都市伝説めいた話がどんどん入ってくるから、もしかすると一般の方より俺等の方が強く意識してるのかも知れないね」
酒井「そうかもしれないね」
平子「直接の先輩達だし、こことここは絶対にかち合わない様になってる、ってそこへまた、爆笑さんがダーーーッて出て来て、”うぁーーーーー”ってまたもう一上がり、グゥワーーーって」
酒井「また神話が出てくる訳ですよね、それは凄いよね」
平子「凄かったなぁ」
酒井「ちょっと羨ましかったもんね、何か、」
平子「そうだね、自分達がドングリみてぇに感じて」
酒井「終わった後デニスの行雄ちゃんとさ、”僕と行雄ちゃん、仲悪くしとこうか?今から”って」
平子「そうそうそうそうそう」
アルピー「ハッハッハッハッハッハッハ」
酒井「で後々、”デニスの行雄ちゃんと酒井絡むんだ!?”って」
アルピー「ハッハッハッハッハッハッハ」
平子「小っちぇえ話wwちょっと小競り合いするミニコントしたけど周りビックネーム過ぎて誰も見てないww」
アルピー「ハッハッハッハッハッハッハ」
平子「体育館の3倍くらいある会場で」
アルピー「ハッハッハッハッハッハッハ」
平子「でさぁ皆さんも勿論テレビで見てたんだろうけど、我々その場に居る者の特典として見れるのはCM中」
酒井「そうですね」
平子「うぁーーーって一回CMになって、スッと一旦落ち着く空気があるのね、でその時に、爆笑の太田さんと松本さんがチョロチョロっと喋ったのよ。で松本さんが太田さんの背中をチョンって突いたの」
酒井「それは僕だけしか見てないだろうって思ってた、終わって話してたら皆見てたね」
平子「見てた。で打ち上げで、我々水曜日で、太田さんと同じ席で、”太田さん聞いていいですか?CM中松本さんとちょびっと会話交わしてましたけどあれ何て言ってたんですか?お互い”って言ったら、”ああ、いやぁ、俺は”って絡みの中でワーって太田さんがやっててそれに対してなんだろうけど”どうも、すみません”ってボソッて言ったら松本さんが背中チョンってやって”うん、ありがとな”って。はぁぁぁぁ痺れるわー」
酒井「イフリートとペガサス喋ったぁぁ!マジかぁぁ!それ聞いてスゲーって思ったよね」
平子「”何で俺等今ギリシアに居るんだろう?”って。その位ですよ、本当に」
酒井「テレビのホントに歴史的瞬間でもありましたよね、多分ね」
平子「それを直接聞ける、太田さんの口から、タカさんの口から。俺が直接質問して返してもらえる打ち上げの席も凄いし、タカさんなんかアルタでやるいいとも!最終回でネタスペシャルがあったのね、一組づつネタをやるやつ。僕等は南米人に扮していいとも!レギュラーについて喋って行くってネタをやったんですけどタカさん、僕らがやる外国語のネタ凄い気に入って下さってて、”こないだ見たよ、最終回の。滅茶苦茶面白いけど、『山本昌』やって欲しかったな”って。『山本昌』、元々は『山本昌』を外国人が語るってネタだったんですけど最終回にテロップで『山本昌』って書いて、その上に×をして、その下に柳原可奈子って書いて、ちょっとした小ボケね、僕らが元々『山本昌』を語ってたって知ってる人にだけ向けた、ホント狭いメッセージだけど、それを受け取って貰えて、あの後酒井どっか行ったけど、俺とタカさんあの後もちょっと喋って”あのネタって自分らで引いてるルールのラインとかってあるの?”とか凄い細かく聞いてくれて」
酒井「嬉しいね。だって『山本昌』、ここのスタッフ皆”あれ止めた方がよかったですよ”って言ってましたよ」
平子「ハッハッハッハ」
平子「全然見れてねぇな、全然違うわ」
酒井「全然違うよね」
平子「拾う人拾ってくれっから。どうする?ディレクターの石井ちゃんは今も”スベッてましたよ”って言ってるけど。タカさんが認めてるその部分で、真っ向ぶつかって行く?どうする?ぶつかる?」
酒井「ハッハッハッハ」
平子「”凄く良かった”?そうなるよね!そりゃそうだわ」
酒井「そんな話もしてたんですね」
平子「神話をね、我々は語り手として、後世に伝えていく、そういう義務がある」
酒井「そうですね、確かに」
平子「でその日の大きな打ち上げがあって、でさらに次の日もね、少人数の、少し内輪な感じの打ち上げがまたあって、タモさんも来て頂いて、三村さんがちょっと酔っ払って、”少し若手とも飲もうかなぁ”って言って僕らの席に来てくれたんですよね。でその時に感じてた話とかも色々聞いてて、三村さんあの舞台に一回上げられそうになったんだよね。ノリさんが悪ふざけでサンコンさんとか橋田先生とか上げていく流れの中で三村さんも上げられそうになって、ホントに拒否して、”いや、ちょっと!ちょっと!”ってあの時の話聞いたら三村さんは、”ホントに止めてください!もうちょっとここで見させて!”って。皆が見たかったんだよね!」
酒井「いやそうでしょうね」
平子「それであの時の話を色々三村さんとしてて、”ホントに凄い現場だった。お前らもホント良かったな、あの現場に居られてホント幸せだな”って。で三村さんが”俺はね、ウワーッて盛り上がって、途中からメンバーの中の誰とも確執めいた噂も無く、ああいう場が作り上げられた時に、スッと一歩後ろに下がって全体を見渡してた内村さんを俺は見てたんだ”って」
酒井「言ってましたね」
平子「”内村さんの表情を、全体を眺めながらニコニコしてる内村さんを俺は見てた”って。ウワーーって」
酒井「たまらんよな」
平子「ウワーー、三村さんスゲェなぁって」
酒井「そんな話たまらんよね」
平子「だからあのメンバーがああなれるって、タモリさんっていう受け皿の広さがね」
酒井「結局そこですよね、タモリさん凄いなってなりますよね」
平子「これもう無いよ!俺等今もう35だろ、無い!もう」
酒井「もう無いでしょうね」
平子「今世紀中に起こらないことだし、目の前で見るって、流れが痺れて」
平子「でね、打ち上げで個人的に話聞いてるから、”これをどこまでラジオで言っていいか分からない”と”三村さんの意見も、もしかしたらこういう場だから話してくれたのかも知れない。タカさんもそうだし、太田さんもそうだし”。俺三村さんに相談したの、”三村さん、僕実は何日後かにオールナイトニッポン1部に上がって初めての放送があるんです。勿論この話したいし、リスナーの皆も聞きたいんでしょうけど、何処まで言っていいのか分からないですし何処まで言っちゃうと野暮なのか、裏で聞いた話ですし、ここまではOKとか基準が分からないんですよね、今迷ってるんですよ”って言ったら、三村さんは”今『ここまでは言って良く』て、『ここまでは駄目』かなぁって探ると『ここまでは良い』って部分はどうしても薄い部分になっちゃうから、絶対に。だからそこは今現場を生で見た者として伝える義務を背負ったんだから、そこは探んない方が良いぜ”って。」