A Certain smile,A certain sadness

洋服作ったりお酒飲んだり音楽聴いたりお笑い見たりラジオ聴いたり

さんまの見たグランドフィナーレの裏側

さんまさんの視点も興味深い

ヤングタウン土曜日 2014年04月05日

さんま「こないだいいとも!のフィナーレ、昼間も電話で、たけしさんから、たけさんが最終回の、昼間のゲストで。それで俺に電話掛けて来てくれて、『明日来てくれるかな?』『いいとも!』って言って。一応綺麗に昼間の締めをBIG3でやらして頂いて。でまぁ僕は夜があったんで、フィナーレを。実は色々ゴチャゴチャしてて、えーだから、『最低男』のコーナーを、皆がやっぱ俺っていったら、お前らは全然知らないやろうけど、小さいテーブル置いて、二人でずーっと喋る『日本一の最低男』ってコーナーを、考えたらもう20年前、もっと前か、20年もっと前にやってて、要するに世の中のブームみたいになってたんですよ。40過ぎ位の連中は”あのコーナーもう一回見たいって”皆に言われて、皆って言っても3人なんですけども」

 

スタジオ「アハハハハハハハ」

 

ショージ「皆って言って、自分が言い出したんちゃいます?」

 

さんま「そうなの。ただね、その『最低男』のコーナーをやってくれたほうがええって言うのでディレクターに言うたら、”あ、それお願いします”と、”是非、我々もその世代なんで本当にそれでいいですか?”って言うから。本当はダウンタウンウンナン、ナイナイ、僕のブロックだったんですよ、実は。15分づつで一時間、えーと言う事で言われてたんですよ。それで俺がラスト、でソレしてくれって、セットが違うから、CM挟んで、”あのセットを用意してくれ”って。それで最後に出るし、キャリア的にもそうだしって言うて。ほんでも”トップで出て欲しい”ってなったんですよね、一番最初に。ほんならディレクターたちは、その狙いだったんですよ、俺がずーっと喋らせて、後のモンが”長い長い”って言うて出て行くようなことをしたいと。俺が昔よくやってたバージョンなんですけども、俺が喋り過ぎて"CMに行け!"とか”終れ!”とか、えいう様な事やってたんで。でまぁまぁその辺のその辺の世代は俺にそうして欲しいっていうので。でもタモリさんの最後やし、俺の自由ばっかりね、やるのもなんやなぁと思って。でもあと2時間有りますから、後半ね、そこはさんまさん達でって言うので。でー出て行って、でも前日にダウンタウンの松本と千原ジュニアの舞台で一緒だったんで、”明日住みませんがよろしくお願いいたします、僕等出て行くと思うんで”って言うから、”ええねんええねん”っと”俺ちゃんと15分やってスッと帰るから、ファンもお前ら見たいやろうしウンナンも見たいやろうしナイナイも見たいやろうから、ホントに俺15分で終わってパッと帰るから”もぉホンマに俺の番組違うから、ホンマに。タモリさんのフィナーレやから、俺がそんな長居してもアカンし、”そんならお前ら頼むで、明日!”、”よろしくお願いします”って言うて帰ったんですよ。そんでタモリさんも、多分段取り分かってへん、だから”ありがとうございました!”とか誰も言ってくれないんですよ。だからこうなったら居なきゃしゃあない、多分狙いやったとは思うんですけど、”ありがとうございました!”も何の切っ掛けも無いから、あの、帰れないんですよ。で気付いたら1時間位喋ってたんですよ

 

ショージ「分かるでしょ?大体。時間予測できるでしょ?」

 

 

さんま「出来るよw」

ショージ「そういう所がやっぱちょっとおかしいって言われるんちゃいます?」

 

さんま「オカシイって言われてないwそやから仕事としてやってる訳ですから。ほいで”あーしもうた!これはディレクターたちの思い通り”、俺は俺の番組じゃないから、自分の番組なら思い切りそういう事やるんですけど、ほういでタモリさんも居るし、もう客席には錚々たるメンバーの人が居てるんですよ、その後ろには100人一般のお客さんが」


道重「豪華」

 

さんま「いや豪華って言うか、演者としてはそんなやりにくい事は無いんですよ、身内がズラッと前に並んで」

 

道重「一緒にトークするならまだしも、見てるだけですもんね」

 

さんま「そんな人に見せるって言うのも、非常に、(悪い)空気が流れるんですけども。だから10分位経って良い感じに客席なって来たから、俺はそれで満足だったの、”あ!起こせた”と。客を起こすって表現するんですけど、”あ!客起きたからこの空気でイケるな”と思って、ここで止めようと思ってたんですけど、もうCM開けに『チャンチャチャンチャチャン~チャン♪』っていう『最低男』のテーマが流れて”あーまた喋らすかー”って”また喋らすかー”っていう感じでいたんですよ。それで狙い通りダウンタウンウンナンが出て来て、それで俺が口にガムテープ貼られて、まぁまぁ若手の人は”ガムテープもあんな笑いがあるんですね”って言うて感動して帰って行ってくれましたけれども。だからこれからお前らも俺と共演する時はガムテープ持って来いよ」

 

道重「是非是非!」

 

さんま「ほんで、そこまでは全然良かったんですけども、とにかく誰かがね”おい!皆出てこい!出たい奴皆出てこい!”っていう事を言いおったんですよ。だから俺はダウンタウンウンナンで、その後ナイナイが出て来て、そこで終了すると思ったら、爆笑問題とか、出たくて仕方なかったやろうし、バーッと出て来おったんですよ。ほんでとんねるずも楽屋からバーッて走って、この空気の中に居ようとしたとは思うんですけど。俺はもうね、あんまり深くは知らないけど、爆笑問題が出て来た時に、”おい、これダウンタウンとは大丈夫か?”とか思って、口にテープ貼られながら、”何か言うたら出て行ってあげなアカン!”と思うて、ずーっと構えてたんですよ、そしたら事無き、まぁまぁ田中康夫さんに爆笑の太田が、もう興奮して、首絞めてボーンと倒した映像が流れたらしいんですよ。それが皆、”うわー”って、”何をするんだ”っていう、太田っていっぱい集まると興奮状態に入りおるんですよ、もう楽しくて仕方がないみたいで。ただ皆”うわ、田中康夫さんにあんな事して!キツイな”って皆思うでしょうけど、あれはね、爆笑の太田はビートたけしさんに憧れてこの世界に入ってきてますよね、一番最初にビートたけしさんが田中康夫さんにあれをしてるんです、ケンカしてるんです、ワザとね。ワザと画面の中で”田中バカ野郎!”とか言って、”お前よりさんまの方が面白いよ!”、”何だと!この野郎!”とか言うて、ああいう事が有ったんですよ。で太田はそれを真似したんですよw


道重「あーそうなんだー、憧れてるから」

ショージ「真似してると言っても皆分からん、そんなもん

 

さんま「皆分からないんですよ、そんなの。ただポーンってやった時に俺の顔太田が見て、ニコッと、”やりましたよ!あのパロディを!”って、事なの。だからアイツはテレビの前の皆さまに向けてじゃないんです、あれは俺に向けてなんです。だから、あの、思い入れやね。だからもう30年前、32年前や、要するにまだ一周目だと思う、たけしさんが田中康夫さんとワザとケンカして盛り上げた日があるんですけども、えーたった一日の事をアイツ等は覚えてて、それでやったというね。そういう事になってきた、それでダウンタウンも見たいやろうし、ウンナンのトークも聞きたいやろうし、ナイナイも聞きたいやろうからって言うので、”あ、これはありがとうございました言うの待たんとこ”とほいでCM中に俺がスッと帰って、あまりにも俺ばっかりの、わーわー言うステージになってしもうたから、申し訳ないのと、あと勿論後輩に時間を譲るっていうので

 

ショージ「後輩に時間譲るって、もう1時間やってますからね

 

さんま「1時間10分やったのよ

 

ショージ「譲る所じゃない、全部使ってますやん!あげなはれや!」

 

さんま「俺はあげるつもりでwやってたけどもw俺の番組ちゃうしね」

 

さんま「あれはータモリさんが”さんまちゃんでしたー”とか、そんな風にやって欲しいよね。」

 

ショージ「タモリさんもそりゃ最後やからね、テンションも上がってるやろうし、段取りもちょっと」

 

さんま「だから言うとくけど、俺が居たくて居た訳じゃないっていう事だけ、世間の皆さまに分かって頂きたい

 

道重「えーホントですか?凄い楽しそうだった」

 

さんま「CM開けに”ありがとうございました!”って言うてくれるのかな、ばっかり思ってた。そしたら『チャンチャチャンチャチャン~チャン♪』でまた始まったから」

 

道重「毎回イチからみたいになってましたもんね、CM開けたら」

 

さんま「そうそうそうそう。そやねん、見てたか?えーだから悪いなって思ってやってたんですよ、実は

 

道重「そんなの微塵も感じなかった

 

さんま「自分らにはどう映ってた?」

 

道重・清水「楽しそうでした
ショージ「好きなんやろうなって」

 

道重「こんな陽気な58歳凄いなぁって。イキイキとしてました

 

さんま「イキイキとしてたじゃないのよ!コッチは気を遣いながら気を遣いながらやってたんです。それでまぁ、あそこの、俺が居た最後のブロックがわぁーわぁー盛り上がり、ピーク来たんで、”まぁまぁ、これがピークか!”って言うので、”これ以上ないから”って俺は言うて

 

道重「ピークを過ぎて?」

 

さんま「いや、これ以上俺が出たってこれ以上のモノは出来ないから、後は残ったメンバーに残しますって言って。それが偶然出て、ディレクター達に”カッコイイ!”って。上着を脱ぎながら”これ以上ないぞ!”って言うたら