A Certain smile,A certain sadness

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ナインティナインのオールナイトニッポン 2014年08月28日

ナインティナインのオールナイトニッポン 2014年08月28日

岡村「先週エンディングの方で、オールナイトニッポンが9月一杯で終了と、いう風に発表致しましたけど、まぁ詳しくは今日聴いてくれと、えー事で、色々こう、まぁ正直色んな人から、『メールとかいいですよ、聴いてくださいね』っていう風には言ってたんですけが、如何せん色んな人が『お疲れさまでした』と、『いやまだ残りありますから』っていう」

 

矢部「ふふっ。1か月ね」

 

岡村「意外と、これ早かったのが『とんねるずのみなさんのおかげでした』の太田一平プロデューサーから『お疲れ様でございました』っていうメールがすぐ来まして」

 

矢部「ふっふっふっふ」

 

岡村「『お疲れ様です。詳しくは聴いて頂きたいんですけども』っていう話して。で今日なんかはTBSのロケに出てたんですよ、朝から。でTBSはラジオがあるという事でロケにあんまり出て無かったんですけど、で今日ロケ出て、でロケ全部終わってニッポン放送向かう時に、TBSのスタッフさんから『ラジオ終るみたいなんで、これからはロケにも出れますね』って」

 

矢部「あっはっはっは」

 

岡村「そう」

 

矢部「そうなるよね、やっぱね」

 

岡村「『ラジオを生でやってらっしゃるんで、ロケ中々組めなかったんですけど、これからはロケも組みやすくなるんで、色んな所冒険して頂いたりだとか、そういう事しながら』、『そうですね、まぁまぁ今日色々発表しないといけない事がありますので』って言いながら誤魔化し誤魔化し、この1週間来たんですけれども。やっぱりそれなりにねぇ」

 

矢部「反響がね、1週間」

 

岡村「反響、やっぱりヘビーリスナーやと、aikoaikoね」

 

矢部「ああいうの見ると、嬉しい反面ね、心苦しいですよね」

 

岡村「aikoが『どうしよう・・・・』って言うてね」

 

 

岡村「aikoはよく来てくれてましたし、オールナイトの方にも出てくれたりとかもありましたし」

 

矢部「そうそう」

 

岡村「で我らが高須クリニックの高須先生も」

 

矢部「ホンマや。まさかコメントね、頂けるとは」

 

岡村「そうなんですよ。スポンサーにまで急遽なって頂いて。で『YES!高須クリニック』でですね、んでーまぁやって頂いてて、CMも『新しいCMも考えてるよ』」みたいな、そんな事までおっしゃってましたけれども」

 

 

矢部「そうか、高須先生からしたら『終わんのかい!』っていう感じやろね(笑)」

 

岡村「『どないなってんねん?NOやんけ!』と」

 

矢部「へっへっへっへ」

 

岡村「『YESちゃうやないか!それやったらウチのクリニックと趣旨はずれてるぞ』ってなるからね」

 

矢部「そうか」

 

岡村「そうなんですよ」

 

矢部「申し訳ない事したねぇ」

 

岡村「そんであれですよ、爆笑の太田さんなんか怒ってますよ!LFに対して」

 

 

矢部「ニッポン放送さんに」

 

岡村「ニッポン放送さんに対して『ナイナイを切るなんてどういう事なんだ』と太田さん怒ってらっしゃいますし『もうLFは終わった!』なんてね、っていう風に言われてますよ」

 

矢部「持論でね(笑)太田光さんのね(笑)」

 

岡村「そうですよ。高田文夫先生に至っては『俺等がやるぞ!』と」

 

 

矢部「あっはっはっはっは」

 

岡村「『たけしさんと一緒にやらせて貰うぞ!』という宣言までね、されてる訳ですよ」

 

矢部「ね」

 

岡村「はい。そんな中あれですよ、あのさらば青春の光がですね」

 

矢部「いやいや」

 

岡村「『嘘だろ!ショックすぎます!』と『楽しみが無くなります』と」

 

 

矢部「『嫌だ!』って言うてるから」

 

岡村「こんな事言うのはあれですけど、さらば青春の光、そんなに交流は無いけれども、こうやってね『ショックだ!』って言うてくれてる訳ですよ」

 

矢部「喋った事あるのかなぁ?(笑)あっはっはっは」

 

岡村「何度かお喋りした事ありますけど、こうやって、こう聴いてくれてたんでしょう、ラジオを」

 

矢部「この後ホントお話しますんで」

 

岡村「そうなんですよねぇ」

 

矢部「あとビックリしたのはビーチ君ね、ウンコ塗れのビーチ君」

 

岡村「うんうん、ビーチさんね」

 

矢部「今はウーマンラッシュやってますけど。久しぶりに泥酔したんですって。さっきトイレですれ違ったんですけど」

 

岡村「泥酔したら危ないよ」

 

矢部「ショックすぎて、肩を、鎖骨やったっけ?鎖骨骨折した(笑)」

 

岡村「鎖骨折れやすいからね。ちょっとした拍子に、実は鎖骨とアバラは折れやすい」

 

矢部「またあんだけ注意したのに」

 

岡村「何もしようないちゃしようないんですけども」

 

矢部「もうほっとくしかないからね」

 

岡村「よかった、骨折だけで。ババちびりよるからね。また赤坂でババ撒き散らすよりかは、まだちょっと。飲み過ぎても、まぁそこはマシかなぁと思いますけど」

 

矢部「まぁこんな反響あるのはありがたいですけども」

 

岡村「新聞にもねぇ、やっぱり、20年ですか?20年やらさせて貰いましたから、それなりにねぇ、あっちこっちでね、話題には上ってますけども」

 

矢部「そうですねぇ」

 

岡村「何でか分からないですけど、大谷から『今日ちょっと記者が居るかも分かりませんので』って、『ラジオ終わる事で?まだ残りもあんのに?記者とか来るの?』、『いや可能性ありますので』って言うたのに、誰も居て無い」

 

矢部「居て無いね」

 

岡村「恥ずかしいわ、ちょっとキョロキョロした自分が」

 

矢部「『矢部さん、一応タクシーで』って言われてタクシーで来たら、誰も居てへん」

 

岡村「なんや、この肩透かし」

 

矢部「ふっふっふっふっふっふっふっふ」

 

岡村「ホンマに」

 

矢部「まぁあのーリスナーの方からもハガキ頂いてますよ」

 

『番組終了は反対!デモを起こします!芳樹さんギャラアップお願いします!』

 

岡村「デモを起こすって言うても誰も居なかった。入り早すぎたんかな?いつもより早く着いたからな。いつもより閑散としてたから『あれ?』と思った」

 

『番組が終了すると言う事は岡村さんが大海原へ旅立つ時が来たのだと思います』

 

岡村「ちょっとねぇ、世界一周みたいな男のロマンをぶちまけた時もありましたし」

 

矢部「船舶1級取りましたし」

 

岡村「そうなんですよねぇ、1級船舶取った時に、そういう、ちょっと、あのー発言もありましたし、もっと遡れば『石垣島でFMラジオやろうやないか』という様な話もありましたからね」

 

矢部「へっへっへっへ」

 

岡村「『そういう選択肢もあるぞ!』って言うてたんですけど、まぁナインティナインのオールナイトニッポンは9月でサヨナラという事でございますけれども」

 

矢部「はい。これ凄いですよ、海外からも来てます、ハガキ。ロンドンから」

 

岡村「いまやパソコンからも聴ける時代になりましたから」

 

『ロンドンに来て毎週拝聴してます。私の20代は全てナイナイのオールナイトと共にあった言っても過言ではない。ラジオでは二人の声が近くに感じられ、毎週会える日本の友達の様でした』

 

岡村「海外からこんなハガキが届く位、ねぇ。我々も実現したかった、連動企画、『美味しいごはん、何処の曜日が炊けるか選手権』も結局やりたくてもやれなかった」

 

矢部「僕に関しては忘れてました。そんな事言ってたっけ?」

 

岡村「あの時はネスミスもやってましたからね、ネスミスがラジオやってて、『ネスミスなんてパンやんけ!』みたいな暴言吐いたりもしましたけれども」

 

矢部「ありましたねぇ」

 

岡村「結局ねぇ、そういう大会も行われず幕を引いてしまうという事なんですけれどもねぇ」

 

矢部「はい、そうなんですよ」

 

岡村「今日ダイノジの大谷さんが見学に、そんな大した事喋りませんよ。経緯だけを喋るだけですから」

 

矢部「お昼からずっと居んの?迷惑やで」

 

岡村「好きやなぁラジオ」

 

矢部「ずーっと居るやん、ラジオ。やりたかってんな、ずっとな」

 

岡村「だから皆が虎視眈々と、言うたらダイノジもこの枠狙ってる訳ですよ。もう先週なんかウーマンラッシュアワー『この枠空くねんぞ』という話で。今や『オールナイトの枠1つ空くやないか』という風になってる訳ですよ、若手からしたら」

 

矢部「よだれが止まりません」

 

岡村「さらば青春の光も!」

 

矢部「あんな事言うてんのに?」

 

岡村「狙ってる訳ですよ。そりゃそうですよ」

 

矢部「『嫌だ!』は、じゃあ嘘やねんや?」

 

岡村「『嫌だ!』って言いながら、デモテープ作ってるかも分からんしね、その辺は

 

矢部「売り込みに?」

 

岡村「売り込みに

 

矢部「はっはっはっは」

 

岡村「昔はだってそうでしたもんね?テープとか、オールナイトとかもそうでしょう?デモテープ録って、それで審査するみたいな。思い起こせば20年前ですよ、『ましゃを返して!』って所から始まって、たまさか福山雅治さんがちょっとお休みされると言う事で、2部やってた私たちがそこにパッと入り込んで、そっから気が付けば20年やらせて貰ってると言う事ですからね」

 

矢部「うん」

 

岡村「思いもしなかったですけど」

 

矢部「うん」

 

岡村「偉いもんですね、あっという間でしたよ」

 

矢部「早かったね」

 

岡村「早かったですけれども。まぁ色々な人達に支えられて、えー20年やらさせて頂きましたけれども、えー本当に感謝しております、はい」

 

矢部「そうですね」

 

岡村「ありがとうございます」

 

矢部「はい、この後ね、『一体なぜ、ナインティナインのオールナイトニッポンが終わるのか?』という所をお話させて頂きたいと思います」

 

岡村「はい」

 

矢部「1曲目行きましょう!布袋寅泰で『さらば青春の光』(笑)」

 

矢部「さぁ、ナインティナインのオールナイトニッポンが終了すると言う事なんですけど、えー主に僕に喋らせて頂きたいんですけど」

岡村「こっからは矢部氏にバトンタッチいたしまして、矢部氏の方から説明がございます」

矢部「そうなんです。というのも、『ナインティナインのオールナイトニッポンを終わりたい』と言ったのは、あのー僕なんですね

岡村「そうです、それは」

矢部「僕の意志なんですよね」

岡村「そうですねぇ」

矢部「あのーニッポン放送さんは勿論、岡村さん、スタッフの皆さんはそんな事一切思っていないんですよ」

岡村「若干太田さんだけが損したという」

矢部「そうなんですよ(笑)ちょっとねぇ」

岡村「爆笑の太田さんがLFに噛み付いたことが今となっては」

矢部「えへへ」

岡村「太田さん、本当に申し訳ないです」

矢部「ちょっと、あの芸人愛が強い方なんで」

岡村「そうなんですよねぇ、あのーなんかそのー」

矢部「僕等を守ってしまったんでしょうね」

岡村「そうなんですよね。『アイツらがそんなん言い出すはずがない』っていう太田さんの熱い思いが裏目に出てしまって、本当に太田さんには申し訳ないと思っています」

矢部「太田さん、だから早急に謝罪コメントをお願いいたします(笑)」

岡村「うふふふふふふ。すいません、本当に」

矢部「僕の意志、判断なんですよね」

岡村「そうですよね、えー、はい、これは」

爆笑問題カーボーイ 2014年09月02日

太田「なんかオールナイトで、なんか、あの、岡村?ナイナイか、ナイナイがあれだっつんで、俺が何か悪いみたいになってるらしいんだよ」

田中「何?どういう事?どういう事?」

太田「俺が謝れみたいな」

田中「何でお前が謝るの?」

太田「要するに『LFが駄目だ』って言っちゃったらしいんだよ、俺が、どうも」

田中「はっはっはっはっはっはっは」

太田「俺記憶に無いんだけどさぁ」

田中「しょっちゅう言ってますよ、はっはっはっはっは」

太田「だから、まぁ元々思ってるんだけど」

田中「ええ」

太田「そしたらさぁ、そうじゃ無かったらしいのね」

田中「あ、そうそうそうそうそうそう。あ、言ったのか、ラジオで、多分、本番中に言ったんだ、太田さんが」

太田「らしいんだよ、どうも」

田中「『ナイナイを辞めさせるなんて』みたいな事?」

太田「俺は、ほら、今まで切られた事しか経験ないから(笑)」

田中「そうですよね」

太田「仕事っていうのは最後は切られるものだって」

田中「思ってたね」

太田「自分から辞めるなんて、あるって知らなかったから。どうやら世間ではそういう事があるらしいんだよ」

田中「はっはっはっはっは、あるわ!俺等は、だから辞めさせられた」

太田「それしか無いから」

田中「番組とかレギュラーも、こっちから『辞めさせてくれ』って言った事は1度も無いからね」

太田「無いから」

田中「この番組とかも、そうですよ、言ってないからやってる」

太田「『辞めてくれ』って言われてるのにやってんだから、俺等」

田中「そうそうそうそう」

太田「どっちかって言うと」

田中「どっちかって言うとね。そうなんですよ、あれはだから」

太田「矢部が何か」

田中「矢部が、20年経って、20周年やったりとか、色々本出したりとかして」

太田「凄いんだよ、カッコいいね」

田中「色々区切りがついた感があって、もうこれは、モチベーションみたいな事なのかな?なんかそういう事言ってたみたいですけどね」

太田「そうそう。俺が何か、てっきり、早とちりですね、どうも」

田中「はいはいはいはい」

太田「申し訳ないです、何か」

田中「はっはっはっは、そうですね」

太田「すっかり、俺は『LFまたか!?』と思っちゃったもんだから」

田中「あ、そういう事がね」

太田「『またか!?』って言うのもどうかと思うけど(笑)」

田中「『またか!?』ってどういう事かねぇ

太田「『また性懲りも無く、またLFは

田中「太田さん!また、ほら、舌の乾かぬうちに(笑)」

太田「いい時だけのお前、ニッポン放送この野郎!」

田中「ええ、これ始まっちゃいましたね」

太田「『ふざけんなこの野郎!』ってコシザキ君が」

田中「言うか」

太田「1回目から困らせてやろう(笑)」

田中「『1回目から困らせてやろう』じゃねぇよ(笑)」

太田「LF!芸人舐めんなよ!」

田中「だからそうじゃないんです!そうじゃなくて」

太田「松村君にレーティングやらせろ!」

田中「あっはっはっはっは」

太田「その頃から、俺は腹立ってるんだ!」

田中「何年前の話だっつんだよ!全然変わってますから、その頃からは」

太田「ウチの裏もコロコロ変わりやがって」

田中「ええ」

太田「で、そういうんで、俺がだから、あんまり他人の事言うのよくないね」

田中「お前今更?今更?え?」

太田「余計な事言うもんじゃないね」

田中「冒頭江角マキコの事言っておいて、ねぇ?ねぇ?」

太田「カッコ悪いよね、早とちりはカッコ悪い」

田中「早とちりはカッコ悪いよ、駄目ですよ。あ、そうなんだ、誰から言われた?ネット上とか?」

太田「秋葉が『ニュースなってましたよ』って言うから」

田中「どういうニュースなの?それ?『太田が、本当は、ナイナイが自らオールナイト辞めるって話したのに、あたかも辞めさせられた様な感じで、勘違いして言って』」

太田「『アイツはとんでもない!』」

作家「岡村さんが『太田さんが言ってくれたみたいだけど』」

田中「岡村が言ってくれたんだ?」

太田「オカマが」

田中「オカマがじゃない。岡村が、『太田さんそう言ってたみたいだけど、そうじゃないんですよ』と」

太田「『納めてください』と、そういう事なんだろうと思うんだけどね」

田中「そういう事なんだ。大人じゃないか(笑)ナイナイの方が大人じゃないか(笑)」

太田「本当カッコ悪いよね(笑)」

田中「本当に(笑)あ、そうなんだ」

太田「勇み足というか」

田中「ホント、LFにもナイナイにも、太田さん、謝んないと駄目ですよ、それは」

太田「もう、申し訳ないって言ったじゃない。ホント申し訳ない」

田中「誤解だからね、それはね」

太田「誤解だけども、俺の経験もさ、お互いの経験が違う」

田中「はっはっはっはっは」

太田「俺、やっぱり、ほら、仕事は常に切られるっていう」

田中「まぁそうです」

太田「事で来ちゃったから、つい勘違いしちゃって」

田中「そう、しちゃったってことね」

太田「まさか、それは、よくよく考えてみたら、ニッポン放送ナインティナインを切る訳が無い!」

田中「訳が無い!(笑)一番長く続いた、そうなんですよ」

太田「自分と同じ様に考えちゃって(笑)もんだから」

田中「そうなんですよね。そんな、だってナイナイオールナイト大人気なんだから」

太田「冷静になったら切る訳無いもん!」

田中「そうですよね」

太田「とんでもない間違いを起こしてしまった」

田中「お前は本当に駄目だね、そういう所は(笑)」

太田「だから他人の事は言うもんじゃない(笑)」

田中「言うもんじゃない」

太田「でも、アイツらもちょっとズルいと思うのは、『お前、レーティング狙って、それフッたろう?』って、ちょっと思ったんだけど」

田中「はっはっはっはっはっはっは」

太田「俺もちょっと」

田中「はぁーーーーーー、いや、凄い、太田さん(笑)」

太田「意地悪を言わせて貰えば、俺乗っちゃったけど、『お前ら1週前にもったいぶって、そういう事言うから、俺他人から聞いて”え!?”ってなって』」

田中「あっはっはっはっはっはっは」

太田「『そりゃあ』ってなってさ。レーティング狙ってたんだろ?お前って」

田中「そりゃレーティング、聴取率週間、我々も先週スペシャルでやりました。我々に限らず、JUNKも毎日毎日色々趣向を凝らしてやって」

太田「俺が宣伝したようなもんだよ」

田中「それはありますから、しょうがないです、各局」

太田「でも、矢部辞めちゃうんだよ」

田中「そうですね。え?岡村一人でやるの?」

太田「やるんだって」

田中「へーー、ねぇ」

太田「アイツら変わりばんこにダメになるね」

田中「だから駄目になった訳じゃない!またおかしなことになるから!駄目になってないです!矢部には矢部の考えがあったんです、きっと、それは、ね?そりゃそうでしょう」

太田「どういう考えなの?」

田中「それは知らないよ、矢部じゃないから。でも、岡村は岡村の考えがきっとあるんだろうね。だから『俺は、じゃあ続けるよ』とかね、とかっていう事なんでしょう」

太田「矢部君もホントお疲れ様でしたっていうかね、長い間ね」

田中「ねぇ、20年以上やってた。この番組も17年やって長いんですよ、相当、でも更に長い」

太田「俺等も出てるからね、オールナイト」

田中「出てますよ」

太田「だから矢部辞めたら、ちょっとコッチ呼ぶか?」

田中「多分こんなに言われて来ない」

太田「来ねぇか(笑)」

田中「はっはっはっはっは」

太田「いやいや、謝ってるじゃないか」

田中「はっはっはっはっは。ただ矢部、いくら矢部でも相方オールナイトやってるし」

 

 

矢部「で、まぁ岡村さんにも伝えて、スタッフにも順番に伝えて行ったんですけど、まぁそれを知ってたのは最少人数なんですけど、あのーほとんどの人に反対されました」

岡村「うん、そりゃそうでしょうね。20年以上続けて来て、やっぱり生命線みたいな所ありましたから。えー色んな特番に出て失敗した時も『いや、いや、ちょっと聞いてくれ!』と」

矢部「言い訳の場でね」

岡村「言い訳の場もありましたし、このナインティナインの生命線みたいな所が実際ナインティナインのオールナイトニッポンにはあったんで、多分、そらぁ色んな方、反対はするでしょうけどね」

矢部「で、まぁ終わってメリットなんて無いのでね」

岡村「うん」

矢部「それも分かってるつもりなんですけども、理由はやっぱり一つではないんですよね」

岡村「うん」

矢部「なんか離婚の話みたいであれですけど(笑)」

岡村「うふふふふ」

矢部「やっぱり20年やってると、積み重ねと言いますか、うん、きっかけは幾つかありまして」

岡村「うん」

矢部「えー時系列で言った方が良いですよね?」

岡村「うん」

矢部「これまた振り返る事になるんで、また、ねぇ、岡村さん思い出すん嫌な事もあるかもしれないですけど、えー岡村さん体調崩して、で、まぁいつ帰ってくるか分からない」

岡村「そうですね」

矢部「状況続いて」

岡村「半年以上ですか、休ませて頂きましたから、ラジオの方も」

矢部「でまぁ当時、色んなスタッフとも色々相談し合って、何か分からないですけど『早くて2~3年やろう』位のね、うん」

岡村「そうですよね、僕もホンマに戻って来れるかどうかも分かりませんでしたからね。何年掛かって芸能界に戻って来れるか、ほんまにまぁ早かったちゃ早かったんでしょうけど、それ位の覚悟はあったでしょうね、周りの方は」

矢部「『最悪は居ないよ』って、その可能性もあったんですよね」

岡村「うん」

矢部「で、まぁまぁ当時を思い出して、僕なりに腹をくくって、まぁ一人で、それは楽しくやらせて貰ったんですけど。で、5カ月で復帰して、『これ本当に良かったな』と、『こんなに早く帰って来て本当に良かったな』と。まぁ、ねぇ、視聴者の皆さんもリスナーの皆さんも喜んで頂けたとは思うんですけど」

岡村「うん」

矢部「で、帰って来て、『あー良かった』と、凄く安心したんですね」

岡村「うん」

矢部「で、まぁ今まで居なかったでしょうけど、パッカーンをちゃんと笑いにも出来て、『あー良かったなぁ』ってなってて、で何週かやって行く内に、一段落というか」

岡村「ふんふんふんふん」

矢部「役目を終えた感が出てしまったんですよ、僕の中で」

岡村「一人でラジオをやってる期間も、5カ月ですか?5か月あった中で、『守っていかなアカン』って言うのもあったんでしょう」

矢部「うん」

岡村「うん」

矢部「多分、だから腹くくったっていうのは『帰って来ないかもしれない』って最悪思ってたんで、ホッとしたんですよねぇ。そういうのもあって、なんかこう、達成感というか、何か感じた事のない感覚になり、で復帰してやって行く内に『前のオールナイトニッポンの感覚じゃないな?』って思い始めたんですよ」

岡村「うんうん」

矢部「なんかこう、ゴールというか」

岡村「うん」

矢部「そういう感覚になって」

岡村「うん」

矢部「で」

岡村「僕なんて休んでた側ですから全然分からないし、その5か月間どう、僕からしたらオールナイト聴いてない5か月間ですから」

矢部「空白ですよね」

岡村「その間、テレビも見て無い状態で、多分、そのー、矢部氏が守ったこの5か月間っていうのは凄かったと思うんですよ、僕からしても。僕が逆の立場やったとしても『これどうすんねん?』という、その5カ月やったと思うんですね」

矢部「うん」

岡村「で帰っては来れましたけど」

矢部「不思議なんですよ、待っていたはずが、実際帰ってきたら、その感覚になてしまったんですね」

岡村「うん」

矢部「ゴールしてしまったんですよね。でもこれやって行く内に、まぁまぁ、戻って行くやろうと思ってたんですけど、なんか大っきかったんでしょうね、出来事が。でやって行く内に、えー今度は番組本ですか?番組本を4冊目5冊目と出し終えて、何か自分の中で勝手にカウントダウンされて行ったんですよね」

岡村「あれもだから言ってみたら、こう5冊、何やっていう、その『こんだけ出します』みたいな、それをやり切った感みたいな事ですよね」

矢部「そうですよ。この番組本が最後じゃないのに」

岡村「ふんふんふん」

矢部「ね?まだ番組が続くんやったらまだね?本はまだ出版もされますし。ただこう振り返ると言う作業が、またなんか背中を押したというか、『ああ、5冊出し終えたか』。で、そうこうしてる内に20周年」

岡村「うん」

矢部「『もう20周年かぁ』、この数字がまた背中を押して。あと『もう1000回か』とか、自分の中で勝手にそうなって行ったんですよねぇ」

岡村「うん」

矢部「で、まぁ、その、何て言うんでしょうねぇ、なんかこう『嘘つきながらって言うのはちょと心苦しいなぁ』って所があって」

岡村「うん」

矢部「というのも20年以上やらせて貰して頂いて、こうコンビで向き合って話す番組ってねぇ」

岡村「そうねぇ、なかなか」

矢部「唯一ですから、でまぁリスナーの皆さんも本当に応援して頂けますし」

岡村「うん」

矢部「だからその分、なんかこう、『気持ち悪いまま、なんかやれないな』っていう、風に思えてきたんですよね」

岡村「うん。まぁでも、なんでしょう、高校の時からずっと知ってる、元は先輩後輩ですけれども、こういう言い方したらあれなんですけども、やっぱり初めてなんですよ、矢部浩之が『ちょっといいか?』って言うて」

矢部「へへっ、そうやね、仕事でね」

岡村「仕事の話で、まぁ例えばネタ作る時もそうですけれども、全てにおいて、安心して任してくれてましたから。『このネタよう分からんねんけど』とか、変な話するとギャラ交渉ですか、『相方、今日は俺に任せてくれ』とか、ASAYANのギャラ交渉とかね『今日はちょっと俺に預けてくれ』とか、そういうの含めて行くと、もうほぼほぼ初めて相方が『ちょっとええかな?』って言うて仕事で初めて」

矢部「20何年やってて初めてやねぇ」

岡村「そうそう、初めてなんですよ。『よっぽどの覚悟があねんな』と思いましたから。でまぁホンマの事言うと別に『辞めたい』って言うた訳じゃ無くて、『ちょっと卒業させて欲しい』って言い方で、んで最初は『どう思う?』って聞かれたんですけど、でその時に、まぁ、もうこれはコンビでしか分からない事で、色々とそのああでもないこうでもないって言うても理解して貰えないんでしょうけど、僕の中では『あ、もう完全に決まってんねんな、決めた事なんやな』っていうのも分かったし、でそれで僕はすぐに『分かりました』と『分かった』と、『もう任せる』って言うて、いう風に言いましたから、だからよっぽど初めての事なんやし、もう色々考えた事で結論出したんやなって言うのがありますし」

矢部「そうですね」

岡村「まぁまぁ、あのー、なんでしょう、20年、長い事やらさせて頂きましたけど、まぁまぁあのー」

矢部「だから4年近くですよね、その感じで。『いつか戻るやろ?』と思いながらやってたんで」

岡村「うんうんうん」

矢部「で『あ、これはもう、もうちょっとだましながらやるの気持ち悪いな』って事で、今回判断させて頂いたんですけど。まぁその、継続するのは凄く、ね、ありがたい事にテレビ番組出もねぇ長い事やらせて貰ってますけど、凄く大変で、しんどい事で、凄い事やと思うんですけど、なんか変化にこう、正直にこう、順応するのもなんか大事かな?って言うのも感じたり」

岡村「うん」

矢部「で、やっぱり本当に特別なんでね、ちょっと、まぁ本来はちょっと、岡村さんと『あまり重くせんとこうな』って言うてたんですよね」

岡村「そうなんですよ、もう、あのー『POPに行こうな』っていう」

矢部「って言うてたんですけど、ちょっと、あまりにも反響を、この1週間で感じて、『中途半端には出来へんな』っていうので、正直に喋らせて貰ってるんですけどね」

岡村「うん。でもこれは本当に分かって頂きたいという風に思いますし、こういう結論出したって言う事も理解して頂きたいと、いう風に思ってますから。これを、なんでしょう?ノリで『もう辞めようか?』って言うた訳でも無いですし、二人の中で決めた事ですから」

矢部「そうですねぇ」

岡村「えー」

矢部「『ナインティナインのオールナイトニッポンは』終わるんですけどね。ナインティナインは、郷ひろみさんの歌じゃないですけど」

岡村「そうなんですよ」

矢部「ナインティナインは、ねぇ、そのままなんでね」

岡村「そうなんですよ、なのでそこは理解して頂きたいと、いう風に思うんですけどね」

矢部「あと、こう、何人かに言われましたけど、『プライベートの変化でこうなる事もあるのか?』って言われたんですけど、それはホントに無くてですねぇ、結婚して子供出来たのは全く仕事とは別なんで」

岡村「うん」

矢部「嫁もこれ聴いてた位ですからねぇ」

岡村「うーーん」

矢部「子供産むまでは」

岡村「あーーー」

矢部「出産するまでは。『おかしな番組だねぇ』って言うて」

岡村「フッ」

矢部「産んでからはねぇ、育児で色々大変ですから」

岡村「うーん、それとは別の話にはなりますけど」

矢部「そうなんですよ」

岡村「まぁまぁまぁ、あのー理解して頂きたいと、あのーとしかねぇ、言い様が無いんですけど」

矢部「納得できない方も居るかもしれないんですけど」

岡村「そりゃあねぇ、沢山の人が『辞めないで』っていう」

矢部「ホントありがたい」

岡村「そのーほとんどの方がね、そういう様なメールやら意見頂いてるんですけど、これまた、こういう言い方したらおかしいかも分かりませんけど、また次のステップへ進む為のっていう風に考えた場合ですね、また一個我々がステージ上がる為にって考えて頂くしか、もう無いかなぁっていう」

矢部「そうですね」

岡村「風に思ってるんですよね」

矢部「ね、ポジティブな、ね、言い方すると」

岡村「正直ねぇ、20年以上コンビ組んでたら、改めて『ちょっとええかなぁ?』って言うて話しするのめちゃめちゃ恥ずかしいですよ」

矢部「うん」

岡村「で『何処で話したらええんやろう?』とも思うし」

矢部「そうなんですよ」

岡村「『楽屋かな?いや収録の後やしなぁ』」

矢部「まぁ芳樹君、小西さんもね『ちゃんと話したの?』みたいな事は言われたんですけど、『うーん、そこはねぇ大丈夫なんですよ』とか、しか言い様が、ちょっとね、僕等は無かったんですよね」

岡村「うん」

矢部「まぁ、ざっくり言うとそういう経緯なんですけど、まぁ理解して頂きたいと」

岡村「そうですねぇ」

矢部「はい。だからあんまり真面目な話してると、10月から始まるね、新しいパーソナリティもやりにくいとは思いますよ」

岡村「そうですよねぇ、そうなりますし」

矢部「やっぱり20年やって来たんで」

岡村「でもよくよく考えるとですよ、最初2部、2部なんかやってたらですよ、正直あの頃、オールナイトニッポン2部やってる頃なんか凄い忙しくて、もう今やから言えますけど『はよ終わったらええのに』って思う位」

矢部「当時はね」

岡村「『はよ終わって、え?まだ30分しか経ってへんの?』みたいな。3時から5時の間やってる頃」

矢部「何がしたいって寝る事やからね」

岡村「寝る事やって、ほんで、取敢えずそのーファンレターみたいな、まぁアイドル、アイドルみたいな感じでしたから、我々。『キャー』言われて、踊ってたりとかしてましたから」

小西さん「(笑)」

矢部「うん」

岡村「何処行っても『キャー』って言われる様な感じでしたから

矢部「うん」

岡村「もう『ハガキ下さい』って言っても、ファンレター、『ナイナイさん大好き』とか『岡村さん大好き』とか『矢部さん結婚したいです』とか」

矢部「ふっふっふっふっふ」

岡村「もうそんなやつばっかり来てる中で」

矢部「そうですね」

岡村「こんな中で『どうやってやっていったらええねん』って言ってたら1部に上がり、それはなんか、なんでしょう、福山さんがきっかけでしたけど、そっから1部になり、1部になったとて」

矢部「うーん」

岡村「やっぱり俺、忘れもせぇへんのがニッポン放送のその時の偉いさんやわ、『オールナイトニッポンですよ?お願いしますよ』みたいな」

矢部「まぁまぁ、ね、僕等もペーペーですから」

岡村「1部1回目始まる時。『ああ、よく思われてへんねんなぁ』と思って」

矢部「うん」

岡村「『何この変なプレッシャー。これからやろうと思ってるパーソナリティに、こんなプレッシャー掛けるか?』と思って」

矢部「うん」

岡村「んで、やりだしても何か、なんやろ?、キューもなんか『こんなんなんや』(笑)」

矢部「へっへっへっへ」

岡村「軽い、POPなんか、なんやよう分からん様な、そんな中でも全然自分らの思う様にいかへんくて、それが長ーい年月の中でですね、なんとなし形が出来て来て。えー神田さんとか、色んなディレクターさんいっぱい居ましたけれども、そういう人達と喧嘩もしながら、お好み焼き屋で『オラァ!』言いながら」

矢部「そうですねぇ」

岡村「『なんじゃ!オラァ!』、『お前ら面白く無ぇんだよ!』とか言われながら、『なんじゃ!オラァ!』言いながらの、この20年でしたけれども

矢部「そんな事言うディレクター居るんですねぇ」

岡村「気が付けば殆ど女の人のハガキとかメールが少なくなってしまい、気が付けば即売会では『ウォーーー』みたいな、うふふふふふ、『ウォーーー』っていう。『キャーーー』って言われてたのが『ウォーーー』ってなってねぇ、ラジオがまぁその、理想としてた『男の人が聴いてくれたらええなぁ』っていう様な事でしたけれども、『もうちょっと女子が居てもええんちゃうかな?』って思う様な、この頃にはなってるんですけども

矢部「まぁね、若い頃は『もう女なんかええねん!』ってね」

岡村「まぁまぁ息巻いて言ってましたけどもね」

矢部「言ってましたけど、おっさんになってね、『やっぱりちょっとは欲しいな』って」

岡村「ホンマにだから、今となってはあっという間の2時間になってしまって『まだもうちょっといけんのになぁ』っていう位でしたけど、最初は『長いなぁ』思って。唯一楽しかったのも『巨乳縄跳び選手権』位でした、ホンマ」

小西さん「(笑)」

岡村「銀河スタジオって言う昔のね、有楽町のスタジオで巨乳の人ばっかり集めて」

矢部「やったやった」

岡村「縄跳びさして、乳揺れてるの見て、軽く勃起するみたいな、放送中に」

矢部「うん」

岡村「そんなんが楽しかった位やけど、今思い起こせば色んな事があり過ぎて」

矢部「あったねぇ」

岡村「ツラい事もありましたけども、今となってはいい思い出ですし」

矢部「ねえ」

岡村「ねえ。ホントにリスナーの方々、そしてハガキ職人に支えられた20年間かなぁと思っております、本当に」

矢部「ホントですよ。まぁ今日が最後じゃないですけどね、まだ」

岡村「そうですね。まだ今日含めて5回ありますから、あと5回、ちょっと爆発させて行きたいなと思っております」

矢部「そうですね。えーなので納得いかない方も、まぁまぁメールなんかで頂いても結構ですけどね、あのー聞かれた事は正直にお答えしたいと思いますんで」

岡村「うん」

矢部「今日含めてあと5回、皆さん最後まで聴いて頂きたいと思います」

岡村「そうですね」