A Certain smile,A certain sadness

洋服作ったりお酒飲んだり音楽聴いたりお笑い見たりラジオ聴いたり

今はちょっと投げキッスしながら出てるもんね!

オードリーのオールナイトニッポン 2016年10月22日 第364回

リスナー「オードリーの二人にとってリトルトゥースとは?」

 

若林「俺ねぇ、これがねぇ、いやー本当に人って変わるもんだなぁて思って。で白状すると、あのー、年数なんですよね」

 

春日「年数?」

 

若林「うん」

 

春日「何が?何の?」

 

若林「あのね、テレビ出て1年目とか、まぁ春日さんも記憶にあると思うけど、とんでもない大ブレイクだったじゃない?俺達って

 

春日「オードリー旋風の事?

 

若林「はっはっはっはっはっはっは」

 

春日「オードリー旋風の事だな?」

 

若林「初めて聞きましたけど、『オードリー旋風』ってフレーズは(笑)」

 

春日「日本の芸能史に刻まれてるよ

 

若林「日経エンターテインメントで『好きなお笑い芸人』で2位でしたから(笑)

 

春日「さんまさん、オードリーの順だったからね」

 

若林「今70何位だと思いますけど(笑)そんな低くないか(笑)分かんない。あのね、1年目、2年目もしくは3年目位までは、2011年、まぁ2010年位までは『どうせすぐ飽きるんだろ?』って思ってて、『極端に人数が減るんだろうな』『今だけだろうな』って言うのは今までのテレビの歴史で見ちゃってるから、俺達の世代は。もう『激減すんだな』って思ってるから何もありがたみを感じて無かったです、イベントで。例えば1万人集まったとか言われても。1万人も集まってねぇか?」

 

春日「1万人集まったよ、1万人集まって1万人トゥース」

 

若林「ああ、そうか。正直あの時俺何も思ってなかった

 

春日「へへへへへ」

 

若林「『すぐ1000人とかになるんだろうな』みたいな。でも『それでもいいかなぁ』って。ただこのラジオ7年やってんだっけ?」

 

春日「うん」

 

若林「えー、どれ位?去年?7年応援してくれてる人には、ちょとねぇ裏切れないって気持ちが芽生えて来てるんだよね(笑)芽生えて来てるっていうか完全にある

 

春日「なるほど」

 

若林「うん。で、難しくなっちゃってんのがネタライブってこないだやったじゃない?9月の終わり?生まれて初めてだよね、本番前に『絶対に楽しんでもらって帰って貰わなきゃな』って思ったのが初めてだった、芸人になって」

 

作家・奥田泰「へへへへへへへへへ」

 

春日「それも問題だよ」

 

若林「そうなのよ!」

 

春日「だってもう17年目?」

 

若林「そうなのよ」

 

春日「で初?」

 

若林「うん、初めて思ったの」

 

春日「逆に何でそう思った訳?何かあったわけ?はたと気付いたの?」

 

若林「その話、何にも面白い話じゃなくてもいいですか?」

 

春日「そりゃ17年目で、急にパーンつって思う訳じゃ無いでしょ?だって前兆みたいなさぁ、ストーリーがある訳でしょ?なんとなく」

 

若林「1つはプロレスなのよ

 

春日「プロレス?」

 

若林「うん。プロレス観に行くようになったじゃん?だから『自分でチケット取って何とか観に行く』っていう物が趣味に無かったから

 

春日「なるほど!」

 

若林「プロレスって観に行くと、試合にして15分、まぁ時間色々だけど、3対3とかタッグとか色々あるけど、めちゃくちゃ死ぬほどの努力してるんだよ、あの人達なんて。15分とか俺達に夢を見せてくれる訳じゃん」

 

春日「まぁそうだね」

 

若林「しかもめちゃくちゃ怪我して。で、俺のこのつまらない毎日が『またプロレス観に行くまで頑張ろう』とか『プロレス観に行ける迄あと何日だから頑張ろう』ってなってる。『オードリーの漫才が観れるから木・金頑張ろう!』って人が居るとしたら『もう絶対頑張んなきゃな』って初めて思ってんのよ(笑)はっはっはっはっはっは

 

春日「気付いたと?」

 

若林「今までは袖で、なんか『お笑いオタクの分析家ぶったボケども!カス!』って思って(笑)『やったらぁ!オラ!』って思いながら、って思ってたのは正直7年目とか8年目とか9年目10年目11年目12年目13年目くらいまでそういう感じだったんだけど(笑)

 

春日「つい最近までだなぁ」

 

若林「『分析してみろ!タァコ!』と思ってたんだけど(笑)最近は『本当にありがたいなぁ』と思って。だから頭の『皆さん観に来て頂いてありがとうございます』って言う歯の浮いたようなセリフは今までウケてたんだけど、あんまウケなくなってくる。本当に思ってるから(笑)

 

春日「難しい所だねぇ」

 

若林「だからなんか、そうだから、なんか『ネタも一人で考えた物を見せる方が良いんだろうな、リトルトゥースには』ってちょっと思うようになってる

 

春日「なるほどね。プロレスって言うのはデカかったわけだ」

 

若林「プロレスは凄いデカいですね。『いい加減にしろ!』って自分に思ったけどね、やっと10月、9月か?思ったんだよね、16年目で(笑)『ありがたいな』って、『責任があるな』って初めて思った(笑)はっははっはっはっは」

 

春日「良かったね。プロレスと出会ってなかったと思ったらゾッとするね。40前の男が『ボケぁ!』って思ってやってるっていうのは(笑)17年目の芸人が(笑)2年目3年目だったら分かるけどさ(笑)尖がってるからね」

 

若林「はっはっはっはっはっはっはっは」

 

春日「プロレスと出会って良かったね」

 

若林「なんかあったの、いやぁなんか、新しい事やったらやったで『前の形の方が良い』って言うし、お前らは!前の形やったらやったで『新しい形が観たい』ってどっちみちお前ら言うし!『だったら好きな事やらして貰うぞ!オラぁ!』って思いながら袖から出て行ったのよ(笑)

 

春日「昔の話だよね?」

 

若林「昔の話」

 

春日「今は無いのね?」

 

若林「今は無い(笑)」

 

春日「全然今もまだ現役みたいな、うん、鋭さがあたから(笑)」

 

若林「はっはっはっはっはっは」

 

春日「ははははははははははは。昔ね?」

 

若林「今はなんか、結構袖で見えないように、ちょっと投げキッスしながら出てるもんね」

 

春日「それはバカにしてるだろ」

 

若林「はっはっはっはっはっはっは」

 

春日「あんま変わってない」

 

若林「でも7年応援してくれたら責任あるなっていうのが最近の正直な気持ちです」

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