高田先生×岡村隆史(ゾロ目同士)
高田文夫のラジオビバリー昼ズ 2014年10月20日 ゲスト岡村隆史
松本明子「岡村隆史さんです!どうぞ!」
岡村「どうも!こんにちわ!よろしくお願いいたします」
高田文夫「珍しいよ、その声が昼間流れるってのはなぁ」
岡村「そうです、僕も思わず『こんばんわ!』って言いそうになったんですけど、『こんにちわ!』という事で」
高田「あんまり『こんにちわ!』なんて言った事無いでしょ?だって」
岡村「あんまりないですね」
高田「『こんにちわ!』自体が」
岡村「そうなんですよ」
高田「業界だと『おはようございます』になっちゃうからね、挨拶がね。『こんにちわ!』って無いでしょ?」
岡村「そうなんですよ。ちょっと軽く『え?どんな感じかな』と思って(笑)」
高田「『こんにちわ!』ってどんなもんかなって」
岡村「ちょっと探り探りなってますけども」
高田「こんな感じなのよ、『こんにちわ!』って」
松本「弾みますねぇ。え?高田先生と岡村さんっていうのは」
高田「喋んの初めてだよね」
松本「え!?」
岡村「フジテレビで1回お会いして、何故か『これあげるよ』って言ってパンチョ伊東さんのステッカー貰ったん覚えてます」
高田「そう!パンチョ伊東さんが死にそうだって噂を聞いて」
岡村「はははははははは」
高田「本当に!そんで大好きで仲良かったから、缶バッジいっぱい作ったんだよ」
岡村「そうですね」
高田「とりあえず皆付けて出ようって俺考えて、皆に配って歩いてたんだよ。そしてフジテレビの所歩いてたら」
岡村「たまたまですよね、お会いしたの」
高田「そしたら彼がさぁ、海を見ててぼんやり、飛び込むんじゃねぇか位の勢いで」
岡村「ははははははは」
高田「一人でポツンと居たのよ」
岡村「スタッフは居たんですけどね、ちょっと」
高田「多分ロケの前だと思うんだけど、本当に一人だったのよ。で俺端っこから缶バッジ持って行って『これ付けて出て』って言って」
岡村「いきなりくれはったんですよ」
高田「パンチョ伊東」
岡村「『パンチョ伊東さんですねぇ?』って言うたら『そうだよ』って言うて。『これあげるよ』って言うて」
高田「『なんかあったら付けて出ろよ、お前』って」
岡村「それぐらいですね」
松本「マジですか!?」
岡村「そうなんです」
高田「『ハイっ』つって終わりだよ、缶バッジ渡して」
岡村「あれ何処いったかなぁ?多分家探せばあると思うんですけど」
松本「ビバリーヒーローインタビュー!本日のゲスト、ナインティナインの岡村隆史さん。大阪市出身、只今44歳。よろしくお願いいたします!」
岡村「よろしくお願い致します!」
高田「私66ですから」
松本「あ!ぞろ目同士」
岡村「ふふふふふ」
高田「年で笑うんじゃないよ」
岡村「いやーお若いなと思って」
高田「66。たけちゃん67だからね、あの人は、北野さんは」
岡村「そうですねぇ」
高田「凄いよ皆」
松本「元気です、本当に」
岡村「元気ですね」
高田「44ね?」
岡村「はい!44歳です」
松本「高校時代のサッカー部の後輩である矢部浩之さんに誘われて、大学時代、吉本興業の養成所NSCに所属します。お笑い芸人の道を歩み始めまして1990年にナインティナイン結成。敏捷な動きを活かしたコントで注目を集め、91年に吉本若手芸人のユニット『吉本天然素材』で東京進出」
高田「これが凄かった。天然素材はな」
岡村「ダンスとかも踊ってましたからねぇ」
高田「踊ってたな」
岡村「若い女の子にもキャーキャー言われて。アイドルでしたよ、当時は」
松本「今でもアイドル」
高田「本当に凄かった」
松本「同期はどういう?」
岡村「同期はイッテQとか出てる宮川大輔とか星田、ほっしゃん。ですね。関西やと『すべらない話』とかに出て来てる兵頭君、矢野兵頭の。あと新喜劇の座長を今やってる川畑君とか・・・結構9期、徐々にですけどキテます」
高田「9期」
岡村「NSCの9期生」
松本「多いですねぇ」
岡村「頑張ってます、皆」
松本「以後レギュラー番組が軒並み看板番組となり」
高田「長いんだよ、みんな」
松本「長寿なんですよ!日本テレビの『ぐるぐるナインティナイン』は1994年から20年!」
高田「凄いな!」
岡村「そうですよ。『笑点』の前にやってましたからね、夕方」
高田「そうそうそう。そうだ夕方だったもんね」
岡村「最初夕方やったんです」
高田「それから『笑点』やってたもんな、そうだそうだ」
岡村「そうです」
高田「『しゃべくり007』もそうだもんな、『笑点』の前にやってたもんな、あの枠」
岡村「そうです。あっこ伝統の枠やったんですね」
高田「そう、でそのまま『笑点』になだれ込むつうパターンだもんな」
岡村「ホンジャマカさんとかさまぁーずさんとかもあそこの枠で。とんねるずさんもですね」
高田「そうそう」
岡村「あの時間やった」
高田「日曜の夕方」
松本「そしてフジテレビ『めちゃ×2イケてる』」
高田「これも長いよ!」
松本「これは深夜の別番組時代から通算すると、かれこれ22年!」
岡村「そうですねぇ」
高田「ご苦労さんだよ、EXILEだもん」
岡村「ふふっふふふふふ」
高田「なぁ?(笑)」
岡村「何とか引っ掛かりましたねぇ、これは、フジテレビさんに」
高田「本当だよ」
松本「そしてニッポン放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』も1994年春にスタートしまして、何と20年と半年と」
高田「20年つったら凄いでしょ」
岡村「そうですよねぇー」
高田「俺とたけしさん、たけしさんのやつでも10年だからね」
松本「先生10年か」
高田「後半の2年はお互い、どっちも変わりばんこに休んでたから殆どやってないからね」
岡村「ははははははは。あ、そうなんですか?」
高田「軍団がやってたから、誤魔化し誤魔化し。10年って一応公式には書いて言ってるけど」
岡村「はい」
高田「丸8年だから、二人でやったのは」
岡村「そうなんですか」
高田「本気になったのは最初の3年だけ。本気の時はね」
岡村「本気は3年なんですか?」
高田「3年は面白いよ。あとは流し流しだから、俺達は」
岡村「はははっ、流し流しやったんすか?」
高田「流し流し。だから10年やって無いんだよ」
岡村「ほんなら聴くんやったら最初の3年ギッチリ勉強しないと駄目ですね、そしたら」
高田「だって30代だもん、たけしさんも俺も。凄いよ」
松本「そして、いよいよ『岡村隆史のオールナイトニッポン』という事で、ロンリーDJが始まりました」
高田「この秋からねぇ一人になりましたよ」
松本「ピンです」
岡村「そうです。危なかったです!もうちょっとでたけしさんと高田先生が枠を取られる所でしたから」
高田「そうそう!そう宣言した」
岡村「何とか死守しましたから」
高田「木曜日の、俺達が暖めてた、逆に言わして貰えば。俺とたけしさんが10年間暖めて、それで20年」
岡村「ビックリしましたよ!コラムたまたま読んでたら『ナイナイのオールナイト終わるらしいな!俺等がやるよ!』って書いてて『え!?アカンアカン』って」
松本「ヤバいヤバい(笑)」
岡村「『俺まだやりたいねんけど』」
高田「はっはっはっはっは」
岡村「慌てて色んな段取りしましたけど」
高田「慌てて(笑)段取った?(笑)」
岡村「何でもそうなんですよ!オールナイトも、オールナイトニッポンも、そのー『たけしさんの枠や』って言われるし、めちゃイケ土曜8時もさんまさんとか」
高田「『ひょうきん族』、俺タケちゃんマン書いてた。あれも実は8年しかやって無い。『ひょうきん族』自体もな。あれもたった8年で、すぐ仲が悪くなって」
岡村「仲悪くなって(笑)」
高田「バラバラよ、もう後は(笑)もうディレクターも皆」
岡村「仲悪くなったんですか?」
高田「皆もディレクターも皆さぁ、何がひょうきんディレクターズだ!っつう話だよな」
岡村「担当担当で色々別れてた、ですもんね」
高田「色々あるんだよ。あれも8年しかやってないからね。これは20年やってんだから、土曜8時」
岡村「これもあれですか?ひょうきんも最初の3年だけですか?本気だしてたの」
高田「本気でやってたの、どうなんだろうね?でもさんまちゃん頑張ってくれたからね、ずーっと、一気に、たけしさんの後から来たからね」
岡村「本当はブラックデビルも」
高田「高田純次だったの」
岡村「高田純次さんやったのが」
高田「2本は高田純次さんやったからね。で風邪ひいて助っ人でさんまちゃんで見事な」
松本「歴史ありますね~。そんな国民的お笑い芸人として大活躍中、ナインティナインの岡村隆史さん、本日のゲストでございます」
岡村「よろしくお願いいたします」
高田「10月からいよいよ一人になってね、どう調子は?どんな感じよ?だって今まで20年間さぁ、二人で喋ってたのよ。それがポーンと、この10月から」
岡村「やっぱり相槌を打って貰えないっていうのがあって」
高田「間が埋められないもんな」
岡村「そうですね。だから僕もすぐにイメージしたのがたけしさんのオールナイトやから、いつもずーっと付いてくれてはる作家さんに『高田先生意識してくれ』と。ほんで『何かあったら相槌打ってくれ』と言うて初っ端始まったんですけど、もうやっぱ癖なんですよね、全然喋ってくれはらへんから、『あれ?なんか違う、なんか違う』と思って、もう開始15分位で不適切発言してしまって」
高田「はっはっは」
岡村「すぐ謝まりましたから」
高田「そうそうそうそう。CM開けたらね、なんか謝ってんだよ。俺いつも聴きながら寝てるだけどさ」
岡村「20年やっててもですよ」
高田「CM開けたらさ、もう謝ってるんだよ」
岡村「ふふふふふふふ」
高田「初日に。『もう謝ってる』って俺ゲラゲラ笑いながら」
岡村「緊張してもうて」
松本「マジっすか?」
岡村「そうなんです。普段絶対言わへんことをポッと言うてしもうて、『あ!?エライ事した』と思ってすぐ謝って。そんな第1回目ですよ。やっぱ感じが全然」
松本「緊張する事あるんですか?」
岡村「ありますよ」
高田「やっぱ空気感が違うんだよ、あの、スタジオのな?」
岡村「そうなんです」
高田「矢部君が居ればね、こうやってこう喋れる、どうってこと無い、大丈夫だもんな」
岡村「ちょっとこう間を見ながら、向こうがこう喋ってる間に『次何喋ろうかなぁ?』とか」
高田「その間にね、作れるもんね、頭の中で」
岡村「そうですね。それがもう全然出来無くて。『あれ?こんなに?大分喋ったぞ?』と思ってパッて時計見てもまだ15分位やって、『いつもの感じやったら30分位喋ってる感じやのになぁ』と思って。時計見ても全然(時間が経って無い)、早口すぎて」
松本「一人喋りって難しいですよねぇ」
岡村「難しいっすねぇ」
高田「そりゃそうだよ、ずっと二人で喋ってたんだから」
岡村「それが沁み付いてしまってるから、一人やったらどうしようも無くて。ほんで、あれでしょう、ハガキの呼び込みや」
高田「そうだよな、宛先言ったりね、メールとかさぁ」
岡村「スポンサーのあれとか」
高田「そんなのやった事無いんだから」
岡村「やった事無い!めんどくさいの全部やらせてましたから」
高田「矢部君がやってたもなぁ、そうそうそうそう」
岡村「勝手に喋って、ハガキ読んで」
高田「『提供は高須クリニック』とかそういうのな」
岡村「(笑)そうそうそうそう」
高田「『YES!高須!』みたいな」
岡村「そんなの言うたこと無いですから」
高田「『今度ゲストに来ますよ』みたいな感じだろ」
岡村「そうです。そんなのも言うたこと無い。よくご存知ですね」
高田「よく聴いてるもん」
松本「ヘビーリスナーじゃないですか」
岡村「高田先生ねぇ、本当に僕等の本とかも全部読んで頂いてて」
高田「本とかも全部持ってるもん、ナインティナインの本も。9月9日大阪まで見に行ったもん、NGKまで俺。追っ掛けてんだから、俺。ナイナイ本当にファンで」
岡村「ありがとうございます」
高田「いやラジオもひょうきん族の後も全部やってくれてるから」
松本「随分先生心配してました、本当に」
岡村「そうですか」
松本「はい。二人で、矢部さんとやる、ね、もう少しで最終回だって」
高田「だけど、そうだよなぁ、一人じゃなぁ。逆にさ、たけしさんの場合は、ディレクターとかプロデューサーに言われたのが、『ラジオという物は』って言われてさ、『リスナーと喋り手のもんだから直接語り掛けてください』と、リスナーに。だからたけちゃん1本目2本目、俺はさぁ筆談だよ。『次何行こう』とかさ『次この話しましょう』とかさ。するとどうも間が掴めない、たけしさんが、1本目2本目。そしたら段々俺リアクション取るようにして、笑い声とか出ちゃう、ついつい。でさぁ、もう書くより言った方が早いじゃない、『このコーナー行こう』とか、そうなって行ったのよ。そしたら喋り出していった、どんどんどんどん」
岡村「今の作家さんも筆談っていうか、何か書きはるんですけど」
高田「本来はそれなんだよね」
岡村「そうですよね、ホンマは。でもそれより言うて欲しいんですよ」
高田「俺が声出しちゃったから。早いと思ってさ、言った方が」
岡村「そうなんですよ」
高田「『次はこうしよう』とか『次はこんなコーナー』とかな」
岡村「そういうのが次に行きやすいというか」
松本「リズムにもなりますよね」
岡村「そうなんです」
高田「だからあれ大変だと思うよ」
岡村「まだまだそうですね。まだ次が3回目、3回目でもういきなりスペシャルウィークとか来ますからね」
高田「YES!高須ですからね、もう」
岡村「そうですね」
高田「良いスポンサー見付けたよ。自分でラジオで叫んでスポンサー引っ張って来たんだよ」
岡村「そうです、今こういうご時世ですから」
高田「営業より偉いよ、LFの営業よりなぁ、自分で取って来たんだもん」
松本「マジですか~」
高田「西原理恵子も来ちゃうよ!ヘリコプター乗って」
岡村「『スポンサーちょっとやって貰えませんかねぇ?』って言うたら『YES!』って言うて」
高田「言った!?NOとは言えないわな!『YES!高須』って言ってんだもんなぁ」
岡村「一か八かで言うてみたらホンマにスポンサーになってくれはって。ありがたい事ですよ」
高田「偉いよ。素晴らしいよ」
岡村「そこまでは順調ですけど、やっぱり一人になって中々こう慣れないというかね」
高田「やっぱり20年やって来て、それで最後ファンがワーッと集まったでしょう?」
松本「500人以上のリスナーがねぇ」
高田「だってあの矢部君が最後の時、二人で」
松本「深夜3時ですよ」
岡村「そうなんですよ。銘々イヤホンでラジオ聴いて、で僕等終わって、ニッポン放送で聴いてくれてる、下に待ってくれてる人なんか自然に拍手、『終わったね』っていうて拍手してっていう。出て行っても『ワー』って拍手してくれはって。ホンマに何かスーパースター」
高田「そうだよな」
岡村「タカラジェンヌみたいな感じ、ホントに」
高田「光ゲンジみたいだったもん」
岡村「凄かったです。マナーがホントに良いんですよ、なんか」
松本「ジーンとしますね」
高田「自分で作ったって感じだよな、客をね」
岡村「20年やらせて貰って」
高田「若い頃は『キャー』だったからな、何も知らない、ルール分からずに」
岡村「そうですね。最初は、あのーオールナイト1部やり始めた時は」
高田「ホント生意気だったでしょ?生意気で生意気で」
岡村「ディレクターさんの顔も見ないし」
高田「はっはっはっは。東京出て来てこういう感じになっちゃうよな、やっぱ」
岡村「業界の人が」
高田「的なね。『押しつぶされちゃいけない』みたいな」
岡村「そうなんです。しかも『東京の人に良い人なんか居ない』と思って、ふふふ、皆騙そうとして、足を引っ張ろうとしてる」
高田「それは無いだろ(笑)東京にも根っから良い奴が居るんだから」
岡村「でもホンマに関西人ですから。ほんで『面白いと思ってたよ』とか言われるの、まだ違和感が凄いあって、だから皆敵やと思ってましたから」
高田「『皆敵だ』と(笑)出た時」
松本「プレッシャーもあるし」
高田「初期の頃自分でも全然面白く無かったでしょ?オールナイトニッポン。ミーハーな客だったし」
岡村「正直な事言うと、ハガキ募集しても『ファンです』みたいなハガキしか来なかったですし」
高田「通り一辺倒のな」
岡村「なかなかこう、上手い事、楽しめなかったですね。『早く終われ』と思ってましたから、2時間」
高田「あ、番組自体が嫌で嫌でね」
岡村「そうなんですよ。そんなんが、いつ頃からか、段々と楽しくなって来て、で気が付けば20年やってて」
高田「凄いよ」
岡村「『これたけしさんと高田先生に譲りたくない!』と思って」
高田「はっはっはっは」
岡村「『まだもうちょっとやらせてくれ!』って言う位」
高田「いくら宣言しても、『やっちゃうぞ!』って言っても譲れない(笑)」
岡村「やっぱ、なんか楽しくなって来たんですね、ラジオで喋る事が」
高田「それが凄いね、段々楽しくなってくるって言うのが。たけしさんドンドン飽きて行ったからね」
岡村「あっはっはっはっはっは」
高田「そこが違いなんだよ(笑)最初の3年位、力入ってたの、ホントに。後はお互いに来なくなっちゃったしな」
岡村「でも言うてはりました、たけしさんも。自分でやってて『あ、これなんか違う』っていう風に思い出して、『これは昔の感じとちょっと違う』と思って、『これもう、ちょっと、辞めとこうか』っていう」
高田「よく言ってるけど固有名詞が咄嗟に出なくなって、40近くになって、ちょっとな、『ヤバい』と思ったんだろうな、咄嗟に色んな言葉が出て来なくなっちゃた」
岡村「僕も今まではラジオで喋るのも、何か、ノートに書いてとか、そんなんするのカッコ悪いと思ってたんですけど、1人になって、ちゃんとノートに書いてここに置いてるんです。20年間やった事無いんです」
松本「真面目」
岡村「でもたけしさんやってはったんでしょ?」
高田「それ初めてよ。初日からビックリしたのがさ、『たけしさん、何?そのノート?』って初日の時にさ、ノートにビッチリ書いてあるのよ」
岡村「ほら」
高田「で『何?』って言ったら、その時、たけしさんラジオで初めて『ネタ帳』って言ったの。それから皆が『ネタ帳!ネタ帳!』って普通に使うじゃない?最初、初めて放送で言ったの『ネタ帳』って言葉をね。全部書いてたの、そうやって」
岡村「置いて、でパーッと」
高田「ノート全部めくりながら」
岡村「ほら」
高田「面白い話、面白い話、な?『禿げた鼻たらしたジジイ』とか何かメモってるんだよ」
岡村「ははははははははは」
高田「そういうな(笑)」
岡村「そういう面白い」
松本「自分で分かる様なネタのあれで」
高田「事象を書いてあるんだよな、分かるように」
岡村「そんなんも、ちゃんと真似して、ノート置いて。それは今まで20年間やって来なかった。そんなのカッコ悪いと思って。フリートークなんてフリーで喋ったらいいやんって」
高田「それは相方の手前もあるからなんだよ」
岡村「そうなんです」
高田「ね」
岡村「相方居らへんから、必死やから、ノートもちゃんと持ってめくりながら」
高田「はっはっは、自分でめくりながら(笑)」
岡村「ふふふふふ」
高田「いい!」
岡村「あのねー何て言うんですか、『TOP取る人はちゃんとそう言う事してんねんな』と思って、どっかで『そんなんするのカッコ悪い!ええやんけ!』って思ってる自分が居たのを反省してるんです、今」
高田「TOP取る人達は皆そうなんだよ。テレビ見てたらビックリした、所ジョージが、所さんがさぁ、『台本とか読まないんでしょ?』って質問されてたの、『違うよ、家で3回シュミレーションするんだ』って、頭の中で、台本見て。それでポッと置いてトボケて来るんだって」
松本「『カンペ見ない』って」
岡村「そう!『カンペ見ない』って」
高田「な!シュミレーションも3回するって」
岡村「頭に入ってるからでしょう?」
高田「もう全部入ってるから台本なんかいらないって。完璧だ、凄いなぁと思った。所さんはやっぱり」
岡村「上に居る人はそうなんですよ」
高田「上に行く人は違うね!そうなのよ」
岡村「上っかわだけでも真似しようと思って」
高田「いや20年もやってるから十分だよ」
岡村「それでも言うたらいかん言葉出してしまいますから」
高田「そうだよなぁ、生放送しょうがないよなぁ」
岡村「気を付けないと駄目ですよぉ」
松本「またテレビのファンとラジオのナイナイのファンさんは違うんですか?」
岡村「やっぱり違いますねぇ。『めちゃイケ見てますよ』とか『ぐるナイ見てますよ』って言われるよりも『ラジオ聴いてますよ』っていう人の方が、やっぱりなんか凄い近い」
高田「近い、嬉しいよね」
岡村「そうなんです。で『ラジオ聴いてますよ』って言うんじゃ無くて、スーッと寄って来て『ヘビーリスナーです』って言わはるんです」
高田・松本「はっはっはっはっは」
岡村「それが何か嬉しい。『ラジオ聴いてます』って言う人も居るんですけど、ほぼほぼずっと聴いてる人は『ヘビーリスナーです。頑張って下さい』って」
高田「それでいまだにハガキ職人って言葉使ってるんだよ」
岡村「そうなんです。ハガキ主体でやってますから。それはやっぱ20年やらして貰ってて、クオリティが凄く高くて、僕なんかでも多分書けない様なネタハガキで助けて貰ってますからね」
高田「そうだよねぇ。あれ凄いのが来るもんね、やっぱりね。それが毎週出せるかって言うと出せない、所詮素人だからね」
岡村「ふふふふははははは」
高田「そんなに素人にツッコまなくてもいいけどさ(笑)」
岡村「まぁ頑張ってますけどね」
高田「ポーンとホームラン打つ時あるもんね」
岡村「はい、そうです」
高田「助かるんだよね、そういうネタで。ホントそう」
岡村「ハガキも値段も上がりましたから」
高田「あっはっはっは」
岡村「上がったにもかかわらず出してくれるんでねぇ」
高田「そうだよねぇ。本当にさぁ、今インターネットだ何だかんだでいいんだよ、Twitterでも何でもね。ハガキだもんね」
岡村「そうです」
高田「お金掛かってんだもん」
岡村「ホントです。何か表彰されてもいいと思うんですけどね」
高田「キャンペーンボーイかなんかでね」
岡村「そうなんです。全然そういうのはお声掛からないんですけどね」
高田「じゃあこれで慣れるまでに2本3本やって来て」
岡村「はい」
高田「どうにか1人で行けそうかい?オールナイトの方は、ラジオの方は」
岡村「いやー、まだ何とか、どうにかこうにかノート片手に」
高田「ノートがちゃんとつけられればな」
岡村「これがそんなにねえ」
高田「1週間で面白い話は出来ないよな」
岡村「そうなんです。そんなにねぇ面白い事落ちて無いんですよ」
高田「そう」
松本「そうか、1週間」
高田「起きる時はいっぱい起こるんだよ、1週間でも。なんか色んな事がワーッと起きるんだけど、無い時は本当にスカスカに無いよね」
岡村「『あれ何にも無いわ』って」
高田「『今週1週間何も無いわ』ってあるだろ?面白い事」
岡村「だからねぇちょっと出歩く様にはなりましたねぇ」
高田「自分でね」
岡村「『なんかちょっとネタを拾わなあかんなぁ』とは思ってます」
松本「なるほどねぇ~。色々変わって来てますね、内側から、岡村さんが」
岡村「そうですねぇ。そうせんと、せっかく一人でやらせて貰ってるのに、絶対言いますから『二人でやってる時の方が面白かった』って」
高田「そうそう。必ずそういう風に言われるからね」
岡村「もうそんなん言わいでええねんって」
高田「取りあえずは当分一人でやりたいでしょ?ずーっと、あと何年も」
岡村「やりたいですね」
高田「大体どれくらい目処で?スタートの時20年やるとは思わなかっただろ?まず」
岡村「確かにそうですね。20年やるとは思わなかったです」
高田「たけしさんでさえ10年だからさぁ、自分が20年やるとは思わなかったろ?」
岡村「そうですねぇ。だから、やっぱり、でも出来る限りラジオはやって行きたいなと思いますね」
高田「気が付いたら昼間やってんだよ、俺みたいに(笑)年取ったら、60過ぎたら」
岡村「それはそれでやってみたいですけどね」
高田「『道上洋三です』みたいな(笑)」
岡村「はははははは。『ありがとう浜村淳です』みたいな感じでね」
高田「そういう感じになるんだよ、いいだろ?」
岡村「そういう風になって行けたらいいなぁとは思いますけどね」
高田「上手く年取ってねぇ」
岡村「ふふふ。上手く年取るっていうね」
高田「そう!それはそうだよ!上手にさぁ、芸の内だからね」
岡村「そうですよ!パーソナリティとしてね。だから徐々に舵切って行かないと」
高田「そうそう(笑)」
岡村「いきなり切るとあれですからね」
高田「そうそうそうそう。岡村はさぁ、休みの期間もあったしな」
岡村「そうです」
高田「テレビなんかも休んだから。あれ半年だろ?」
岡村「半年位休ませて頂いて。ラジオもその間相方一人で」
高田「相方ずーっと繋いでね、よく待ったよ」
岡村「だから少なからずスペシャルウィークの結果が悪くても、休んだ半年だけやらせて貰おうと思って」
高田「あっはっはっは。その分は貸しがあるもんな」
岡村「そうです。ニッポン放送さんにも悪い事したし、半年間は何とか一人でやらして貰おうかなと思ってます」
高田「意外と半年待ってるの大変なのよ」
岡村「そうですねえ」
高田「俺もたけちゃん殴り込んだ時どうしようかと思ったもん(笑)」
岡村「ふふふふふふ」
高田「あれも俺半年待ってたんだからね」
岡村「でもあの時はネタに事欠かないというか、色んな事がやっぱり」
高田「でも言っちゃいけない事があるでしょ、やっぱり」
岡村「まぁそうですね」
高田「色んな事が進んでるしね、裏で。事件だからねぇ。それで半年待ったでしょ。それとあとバイク事故もあったしね。色んな事あってるけど、岡村君も半年待たして」
岡村「休みましたからね」
高田「あの復活のテレビは見事だったね、『めちゃイケ』の。演出が凄かった」
岡村「あの時僕は芸能界辞めようと思ってましたし、まぁでもあれ切っ掛けで」
松本「何か自分で変化あったんですか?」
岡村「ありましたね!多少スベッても、まぁ昔やったらスベると『うわースベッたー、なんでやろ?あそここうしたら良かったー』とか色々思ってたんですけど」
松本「凄い真面目すぎるんですね」
高田「真面目真面目」
岡村「それがね、ちょっと、復帰してからね、ちょっと不真面目でポンコツ」
松本「いい意味で!いい意味で!」
岡村「ポンコツになりました」
高田「(笑)そうそうそうそう」
岡村「だから今までは全部自分のせいとか思ってたんですけど」
高田「そうだよねぇ、ずぼらになって来たもんね。テレビ映っててもな」
岡村「ふふふ」
松本「それがまた良いですよ」
高田「発言とかずぼらになって来た。それが良いのよ!」
岡村「ふふふふふ」
高田「ストンと抜けたんだよな、気持ちが」
岡村「はい。もう自分だけのせいじゃ無くて、『相方のせいやしスタッフのせいにしてしまえ!』って」
高田「そうそう。その方が絶対いいよ」
岡村「全部、もうこの時間も全部、ここに居る皆の番組やから、僕だけが悪いんじゃないと、はい、もう皆です」
高田「こうなったのも皆のせいだからね」
岡村「そうです。僕がこんなに面白くないのも(笑)皆のせいだよと思えるようになったらちょっと楽になりましたねぇ」
高田「そうそうそうそう。ストーンと抜けるからね」
松本「でもそれも半年があったから」
岡村「そうですね」
高田「たけしさんもそうだもん、事故起こしたりなんかして。もうストーンと抜けすぎちゃってるもんな」
岡村「そうですよねぇ」
高田「そうすると面白いよね、居るだけで可笑しくなっちゃう」
松本「無駄なことは無いですよ、何一つねぇ」
岡村「だから『もうちょっと俯瞰で見なあかんよ』ってたけしさんにも言われましたけどね。たけしさんにも復帰した時にご挨拶行ったら『ちょっと来なさい』って言われて凄く良いお話して頂きましたし、んー、ありがたいですね、そうなると。だから半年はやりますよ!」
高田「そう言わずにもっとやってくれ(笑)」
岡村「ふふふふふふ。やりたいですけど、出来る限り」
高田「貸した分の、休んだ分の半年ね」
岡村「出来る限りやってみたいですねぇ」
高田「じゃあちょっと1曲入れましょう。何掛ける?」
松本「ちょっとリクエスト曲を」
岡村「僕あんまりカラオケとか行くタイプじゃないんですけど、カラオケ行くと吉川晃司さんの歌歌うんですよ。吉川晃司さんの『恋をしようぜ』」
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高田「ラジオも長いけどテレビも長いも、みんな長いんだよ」
松本「本当に長いですね、長寿番組が」
岡村「本当に長い事やらせて頂いて」
高田「それでプライベートは沖縄とかいってるんだよね?」
岡村「そうですね、夏休みとかは沖縄に行ってダイビングしたりとか」
松本「ダイビング?これいいですか?」
岡村「誰にも会わないですしね」
高田「そうだよな」
岡村「ほぼ魚しか(笑)で『あ!?』とかいわれる事も無いんで、水の中やと。だから1回そこでリフレッシュして、戻って来て仕事やろか!っていう」
松本「気分転換なるんですね」
高田「談志師匠もそうだったもん、ずーっと沖縄で1人で浮いてたの、プクプク。1日浮いてたの」
岡村「たけしさんもあれちゃいます?沖縄の方に居てはる時無かったでしたっけ?」
高田「いってましたよ」
岡村「そうですよね」
高田「あれ逃げた時でしょ?」
岡村「ふふふふふふ、逃げた時(笑)」
高田「コソコソ(笑)『しっ!』だって(笑)逃げてる時」
岡村「そこで絵とか書いてはったんですよね?」
高田「そこで絵とか色々始めて才能が開花した、新しい」
岡村「だから何も考えなくていいというか」
高田「そこだろうな」
岡村「だからダイビングなんかは、沖縄は、いつもそういう感じで行ってますね」
高田「本当に詳しい。こないだテレビで、『そうだ旅にいこう』って出川の哲っちゃんがやってて」
岡村「みてますね(笑)」
高田「『南に行くのにどうしよう?』ってやっててさ、三村が、さまぁーずが、『ちょっと岡村に聞いてよ』って出川が、哲っちゃんが電話で聞いてな」
岡村「急に電話掛かって来て」
高田「『何処泊まればいい?』って聞いたんだろ?あれ、出川が」
岡村「びっくりしました。テレビやとも思ってないから」
高田「ちゃんと紹介してんだよ、詳しいなぁと思って」
岡村「『ちょっと待って下さいね』って言うて、ほんで石垣の知り合いの方に連絡して」
高田「そうだねぇ(笑)」
岡村「『何処のホテルがいいですか?』って聞いて、教えて。沖縄で親善大使やらして貰ってるんです」
高田「そうなの?」
岡村「そうなんです。(石垣島)空港PR大使ってのをやらして貰ってるんですけど。新しく空港が」
高田「出来るので」
岡村「で空港PR大使やから空港しかPRしたら駄目なんですよ」
高田「空港しか駄目なの?(笑)」
松本「ちょっと狭まりますね」
岡村「そうなんです。だから『スターバックス出来ましたよ』位しか言えなくて、で『滑走路がちょっと長くなりましたよ』位の事しか言えなかったんで。それがちょっと、それを1年やった事で石垣島の親善大使になった」
高田「信頼を得てね」
岡村「空港PR大使兼親善大使やらして貰ってるんです」
高田「それで色々詳しいわけだ」
岡村「そうなんです」
高田「だから出川の哲っちゃんに聞かれても答えられる訳だ」
岡村「そうなんです」
高田「だから当分は結婚は無いという事でいいですかね?」
松本「そこが気になる所なんですよね」
高田「こないだもラジオで言ってたけど『天野君の結婚式も行きたくない』って言ってたけど『行きたくない、絶対行かねぇよ』と」
岡村「頑なに」
高田「行かなかったの?本当に」
岡村「行かなかったです」
高田「あっはっは」
岡村「『おめでとう』も言ってない」
高田「あっはっは。いいねぇ(笑)行って無いの?」
岡村「騙されたんですもん。いつも『結婚しなよね?誰とも付き合ってないよね?』って言うてて、『誰も付き合ってない』」
高田「天野が?」
岡村「はい。『勿論岡村君も付き合ってないよね?』、『付き合ってないよ!』って言う、それが挨拶やったんですよ」
高田「お互いにね、『付き合ってない』って言うのが」
岡村「そしたら何の事は無い」
高田「裏切ったって事だ」
岡村「裏切り行為ですよ」
松本「安心してましたでしょ?」
岡村「安心してましたよ。その確認作業してたのに『裏ではニヤニヤ笑われてたのかなぁ?』と思って。『今日も聞かれたよ~誰とも付き合ってないかって』」
高田「そうだよ、二人でな。ピロートークで言ってるよ」
岡村「そうですよ~。ナイスバディのアナウンサーの方で」
高田「ボインちゃんだってよ、ボインちゃんって古いな(笑)」
松本「ちょっとショックでした?」
岡村「ショックですよ!」
松本「はっはっはっは。マジショックですか?」
岡村「そりゃやっぱり同期みたいな感じで頑張って来ましたから、んで結局、そのなんか当て付けの様に、ウチの相方と同じアナウンサーをゲットするっていうね」
高田「あ、そうか。皆アナウンサーだ」
松本「またそこもね」
岡村「そうなんですよ~」
高田「そうか~」
岡村「だからもう『行かへん!』って言うて頑なに行かなかったんです」
高田「岡村君は職業はアナウンサーとかジャンルは無いんだろ?」
岡村「アナウンサーはちょっと避けておこうかなと、敢えて」
高田「避けとこうと(笑)敢えて(笑)選ぶね、また」
岡村「敢えて。相方がそこの職種の人とされたんで」
高田「敢えてそこは外して(笑)外角低め外して」
岡村「そこじゃない感じの所でとは思ってます」
松本「したくない訳じゃ無いんですよね?」
岡村「じゃないんですけど、でも、今、さほど、ホンマの事言うと、この生活リズムを崩されたくないというか」
高田「坂田師匠から暑中見舞い来るんだから」
岡村「ふふふふ」
高田「仲間だと思って」
岡村「そうです」
高田「アホの坂田からな、電話くんだよな?」
岡村「地震とかあったらすぐ」
高田「『大丈夫か?岡村』って。坂田さん心配なんだよな?」
岡村「そうです」
高田「優しいんだよ、だから。同類を見るんだろうな、坂田さんは」
岡村「だから坂田師匠だけは裏切らないです」
松本「あっはっはっはっはっは」
高田「あの人は偉いよな」
岡村「そうです。『結婚するなよ』って言うて、『師匠も結婚せんといてくださいね』って言うて、『俺はせぇへんで!』って」
松本「優しい~」
高田「あの人は1回も結婚してないかな?」
岡村「してないです」
高田「全く?」
岡村「坂田師匠、キスした事無いんですよ」
松本「めちゃめちゃ純粋じゃないですか」
高田「それはどうかなぁ(笑)本当にそう言ってるの?」
岡村「はい。キスした事無いんです」
高田「あ、でも風俗とか行ってはあるんじゃない?」
岡村「でも、昔」
松本「彼女は?彼女」
岡村「居ないんです。全部プロの方ですから」
松本「本当に?」
高田「プロの方(笑)」
岡村「プロの方は本当にあの~」
高田「唇は」
岡村「唇は駄目ですから」
高田「吉原の花魁だよな」
岡村「あははははははははは」
高田「身体許して唇許さないってのは花魁だろ(笑)」
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高田「坂田さんはキスした事無いのか」
岡村「そうです。だから僕の方が、ちょっと、若干上に居る」
高田「ちょっと上目線なんだね、ちょっと上から目線(笑)」
岡村「師匠ですけどちょっと上に居る」
高田「キスした事無い(笑)」
岡村「ふふふふふ」
松本「でも裏切らない」
岡村「裏切らない。坂田師匠は裏切らない。あのまま一人で死んでいかはるんです」
松本「そんなぁ(笑)」
高田「本当そうだよなぁ。一人ぽっちで」
岡村「でもまぁイグアナとか飼ってたのも全部、もう手放しはりましたから。もうそういうの飼ってたら」
高田「(笑)手放した?生き物かね、そばに居たら、何かあった時大変だから(笑)」
岡村「そうなんですよ。飼ってたら彼女も出来ませんし結婚も出来ませんから、そう言うの全部処分して」
高田「じゃあ身辺整理し始めたんだ」
岡村「今だから2キロ位の鉄アレイで一生懸命体鍛えてます」
高田「はっはっはっは」
岡村「2キロですけどね。エキスパンダーみたいなのも1本しか無いですけど」
高田「1本しかない(笑)」
松本「弱いな(笑)」
岡村「頑張ってはります、本当」
リスナーからのメール「出川さんの良さを挙げるならどういう所?」
岡村「あのねー」
高田「仲良いもんね」
岡村「そうですね。そんなに出川さんの事リスペクトしてないんですけど」
高田「してないのかよ(笑)」
岡村「でもねー、色んな、あのー、その部分部分というかタイミングタイミングでカッコいいんですよ、あの人。だから僕がその、ラジオ、オールナイト復帰した時も、あのー黙って聴いてて、えー、終わった後にメールで『心配するな。面白かったよ』って」
高田「いいねぇ」
岡村「メール入れてくれて」
松本「優しいんですね」
岡村「そうなんですよ。ナイナイのオールナイトが終わった時も、あのー、『聴いてたよ』と『ナイナイらしい素敵な終わり方でした』みたいな。ちょっとね、メールだけ読むとメッチャ二枚目なんですよ」
高田「二の線なんだよな、気持ちはな」
岡村「ふふふ。そういう所は男前だなと思います」
高田「男前だな。でちょっと矢沢永吉入ってっから、気持ちな。あの顔で矢沢永吉入っちゃってるから(笑)」
松本「ホント優しいですね、ハートありますね」
岡村「ホンマ全国区になるテレビ出して貰うのも出川さんと『お笑いウルトラクイズ』でたけしさんの。で人間性クイズで出川さんと鞭でシバキ合って」
高田「裸になってさぁ、パチパチパチパチ。あ、あれでか、世の中に出たのな」
岡村「そうなんです。あの時まだ全国区のテレビ殆ど出て無くて」
高田「そうだねぇ」
岡村「そんで大阪に住んでましたから。で大阪戻ったらもう凄かったです」
高田「大変な事になってたでしょ?一夜で」
岡村「心斎橋、アメリカ村行ったら『あ!お笑いウルトラクイズに出てた奴や!鞭の奴や!』って言われて。あれで、あれとねぇ、とんねるずさんの『ねるとん芸能人大会』が二本ポンポーンと放送されたんです」
高田「ああ、両方トントーンと」
松本「ゴールデンタイムで」
高田「そしたら一気に顔が知られた」
岡村「一気にワーって。名前までは出て来ないんですけど」
高田「顔だけは、皆が」
岡村「501のジーパンを買いに行ったんです、アメリカ村に。ほんならズラズラズラーッと人が後ろ付いてきて」
高田「『これ来るぞ!俺!』と」
岡村「めちゃくちゃなんか『スターになった』」
高田「『来るんじゃない?』と」
岡村「そういうの出川さんでしたし、そこにもたけしさんが絡んではって」
高田「じゃあ一緒、同期のあれがあるんだね、やっぱり」
岡村「そうなんです」
高田「戦友みたいな。哲ちゃんとな」
岡村「はい」
高田「なるほどな」
岡村「いい人ですけどねぇ」
松本「いい人ですねぇ」
岡村「でも変態ですけど」
高田「変わってんだよね」
岡村「ふふふふふふふ」
高田「最初の最初、この番組の最初のレポーターやってたからね、外回り」
松本「ビバリーヒルズの?」
高田「それで『先生、これから演劇の方が忙しくなるんで勘弁して下さい』って。そしたら何も変わって無い(笑)」
岡村「役者さんですからねぇ」
高田「『演劇の方へ行きたいと思います』って言ってたけど『行ってねぇじゃねえか!』つって(笑)それで東MAXが入って来たんだもん、代わりに」
リスナーからのメール「志村さんの様に独身を貫くか、加トちゃんの様に若いお嫁さんを貰うのか?」
高田「志村さんみたいな生き方もいいなと思ってんだ?やっぱり」
岡村「うーーん、でも志村さんはそれなりに、なんか要所要所でいい女の人」
高田「そうそう、噂も聞くしね」
松本「岡村さんだって要所要所に」
岡村「そうなんですけど・・・あのねー」
高田「要所要所ってのもおかしな話だけれども(笑)」
岡村「まぁでもなかなか志村さんみたいな感じにはいかないですねぇ、やっぱり」
松本「そもそも好きなタイプってどういうのなんですか?」
岡村「あのねー、あのー、もうね、もうでもね、昔はオッパイの大きい人とか、そんな事言うてましたけど、もういいんですよ。普通に後輩とかと『この娘やねん、付き合ってるの』って言うた時にちゃんと挨拶できるとか、常にニコニコしてるとか、そういう人でいいです」
高田「普通でいいんだよね」
岡村「愛嬌あるというか」
高田「そんなに求めないで、普通に出来ればいいんだよね、挨拶とか」
岡村「もう綺麗とか別嬪さんとか、そんなんじゃ無くて、ちゃんと礼儀が出来て、ずっと笑ってるっていう、そういう人がいいんです」
松本「細かい事はもう」
岡村「細かいのは、もう、その五反田とかでありますので、ホンマに常に傍に居てくれる人はそういう方でいいかなって思ってます、はい。ずっと笑ってくれる人」
松本「成程」
メール「板東さんとは仲が良いんですか?」
岡村「板東さん、吉本入りましたからね」
高田「うん」
岡村「後輩です、板東は!ふふふふふ(笑)」
高田「呼び捨てでいいんだ(笑)もう呼び捨てでいいんだよな(笑)」
岡村「板東さんは吉本に入られたんで(笑)」
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高田「最後に折角ですからラジオお聴きの皆さんに一言」
岡村「あのー一人でオールナイトもやってますので、えーゆくゆくはこうやって昼の番組にも、やらせて頂けるように頑張りたいと思いますので、これからも一つよろしくお願いいたします」